今回は、高次脳機能障害の「病識の欠如」についてお送りします。 「病識の欠如」について、皆さんに知っていただけますと幸いです。 <自身の障害について正しく認識できていない状態> 病識の欠如とは、病識の低下ともいわれ、自分自身の障害について正確に認識できない状態で、高次脳機能障害の一種です。 実際の能力と自己の評価に乖離があるため、リスク管理が行えなかったり、適切な代償手段を用いることができないなど、リハビリや社会生活の障壁となります。 <病識の欠如に対する周囲の対応> まずは病状・現状について丁寧に説明し、できること・できないことを整理して話します。 それでも理解が得られない場合は、危険のない範…