A. 歌やせりふの場合は伝えることが目的ですから、そのために大きな声を使わなければいけないときもあれば、使ってはいけないときもあります。状況に応じて応用しなくてはならないということです。 ただ大きな声を出さない方がよいのと、大きな声を出せないというのは違います。トレーニングでは、できるだけ出せるようにしておいた方がよいわけです。
A. 短期的に見ると、相手の目的や効果を考えて、それにすぐに応じる方法を考えるトレーナーがよいように思われます。しかし、長期的に見ると、同じメニュを何人にも使って基準に沿って教えているトレーナーの方が、そのプロセスやデータを細かく把握し、ハイレベルに伸ばせる場合もあります。一概にいえることではありません。
A. そうですね。倦怠感などが生じます。意欲も低下して、これも心の状態を悪くします。自分の力に応じて、ちょうどいいくらいに動くことがとても大切です。
A. 声楽家と一緒にやっていますが、オペラ歌手をつくりたくてやっているわけではありません。皆が、オペラ歌手をめざすこともよいことだと思っておりません。あくまで声の勉強としてのことです。オペラ歌手並みに声が使えるところまで、プロセスをおいて、あとは必要に応じて、ということです。