新年度を迎え、期待と不安が交錯する時期。そこで…、あらためて「挑」と「逃」をじっくりと眺めてみた。 「挑」も「逃」も旁(つくり)は同じ「兆」。でも意味は正反対。「兆」は、文字通り〝ものすごく多い・大きい〟という意味と、兆候というように〝きざし〟という意味がある。 そこから考えると、 「挑む」は、〝きざし(=チャンス)を感じたら、自分の手で大きなことに取り組め〟ということなんだと想像できる。「扌(てへん)」が示す通り〝自分の手で〟というところが重要だね。 一方「逃げる」は…? 〝逃げる=距離を置く〟と考えると、時には距離を置いたほうがいいときもあるし、〝逃げる=逃避する〟は、どうしようもなくなっ…