画家の千住博氏が興味深いことを語っている。「"私の代わりに描いてくれた"と、多くの人に思われることが"普遍性"になる」 氏はテレビや記述などで同趣旨の話をしている。 ふへん【普遍】 すべての、または多くの、対象に共通のもの。(岩波国語辞書) 千住氏は鑑賞する側の視点に着目しているのがおもしろい。氏はまたこんなことも語っている。「賞を獲ったり、 世の中から注目されたりする作品は"世の中から必要とされている作品"ということです」 こうした考え方は、ジャズにも活用できるだろう。たとえば、「ジャズって何?」という問いかけ。ジャズといえばモダン・ジャズと答える人が多い。ビバップからクール・ジャズ、ハード…