「会社員は奴隷である」 こんなこと書いたら善良な会社員に叩かれそうだが、社畜やブラック企業という 言葉があるように、奴隷のように働く人が多いのも事実だ。 資本論で有名なカール・マルクスを研究している斎藤幸平氏(東京大学大学院准教授) は著書「人新世の資本論」の中でこう書いている。 「資本主義に生きる労働者の在り方を、マルクスはしばしば奴隷制と呼んでいた。 意志にかかわりなく、暇もなく、延々と働くという点では、労働者も奴隷も 同じなのである。いや、現代の労働者の方が酷い場合すらある。古代の奴隷には 生存保障があった。替えの奴隷を見つけるのも大変だったため、大事にされた。 それに対して、資本主義の…