吉田松陰が米国の艦船に乗船を企てた罪で投獄され、1855年(安政2年)に出獄してから再び1858年に安政の大獄で投獄されるまでのおよそ2年間、萩で子弟を集めて教育した塾。(塾自体は、松陰が教えるまでは、2人ほど塾長をやっている。) 久坂玄瑞、高杉晋作、入江九一、山県有朋、品川弥二郎、伊藤博文、吉田稔麿、前原一誠、山田顕義など、その後維新や明治政府の中心となる人物を多数輩出した。
2020年12月11日(金)〜2020年12月29日(火)の約20日間にかけて主に四国と九州を旅してきた時の様子を記事にしている。 前回の記事はこちら↓ kimagure-hitoritabi.hatenablog.com 本日は2020年12月25日(金)。午前中に美祢市を観光してきた私は、14:01美祢駅発の列車に乗り、萩方面へと向かった。 長門市駅 途中、長門市駅でJR美祢線から山陰本線への乗り換えがあった。14:35に長門市駅に到着し、14:50に長門市駅を出発した。余談だが、"長州藩"という呼び方はかつて藩庁が"長門国"に置かれていたことに由来するそうだ。 JR東萩駅 東萩駅には15…
『吉田松陰』 このほぼ最後にあるエッセイが素晴らしい。 この10ページに満たない分量で、明治維新の成立に不可欠でありながら、不可思議な鮮烈な影響力、点火の謎について語っておられる。 間違いなく、松陰と松下村塾の若者たちがいなければ、維新は成立していないだろう。しかし、其の塾の時間は3年に満たない。 『松陰はわかりにくい』という書き出しから始まるエッセイだが、この数ページで其の解明を試みておられる。そして、それはほぼ私には成功していると思われた。 結局なまの彼自身にあってみなければわからないといい、人格的魅力を其の一つに挙げる。 精神的に透徹していながら、他人には至って親切で優しい。そして行動を…
■松かげに憩う 幕末好きであれば必ず通る吉田松陰。今作は、幕末の志士に視点を当てるのではなく、吉田松陰への熱い思い、想い、重い。をすごい熱量で表現しすぎて、狂気性が表に出過ぎてしまっている作品です。ただ、その狂気性が幕末の動乱に駆け巡った志士の原動力になったであろう原動力になったに違いないと、読んでいたら思ってしまうぐらい。狂気性に当てられる作品となります。歴史が好きであれば、一度読んでみることをお勧めします。大河や歴史番組ではあまり語られない、また別の視点から幕末を好きになれる作品です^^b 松かげに憩う 1【電子書籍】[ 雨瀬シオリ ]価格:660円 (2021/2/6時点) 楽天で購入 …
なんで吉田松陰はそんなに有名なんだろう。なんでわずか3年ほど松下村塾で講義しただけで、多くの幕末・維新のリーダーを育てることができたのだろう。 吉田松陰はいったい何を教えたのだろう!? そんな疑問を解決してくれる上に、心に突き刺さる名言、リアルな仕事場や人生に役立つことをこの本は教えてくれました。 ・リーダーとして活躍する方・リーダーを目指す方・プロジェクトを任された方・プロジェクトを引っ張っていく立場の方・自分の生き方を見つめ直したい方 そのような方たちにかなりおススメな内容です! 歴史が苦手な私でもこの本は読めました。 なんせ1つのルールが見開き2ページで完結していますので、お風呂やお手洗…
塾というのは、松下村塾(しょうかそんじゅく)のことでしょう。 山口県萩市の松陰神社の敷地内に、 ほぼ当時の姿のまま保存されています。 平屋建て八畳と十畳の部屋に、 一月一日の朝日が差し込んだという風景を 詠んだのではないかと思います。 吉田松蔭を師とする門下生は、 のちに明治政権の中枢を担いますが、 時代を動かすことに命を賭けられた方々もおられます。 この塾で、 一つ屋根の下 近代化という日本の夜明けを 自らの手で作り上げていこうとする 志ざしに満ちた 若者を想う 祖父の姿がありました。 初日(はつひ)が新年の季語でした。今日で新年の紹介をおわります。 ここまでお読みいただきありがとうございま…
故に、行動の天才であればある程に、哲学の天才、思想の天才、学問の天才の門を数多く叩いて、積極的に師弟の礼をとり、学んでいっていただきたいのである。 理念上の師を求めることは、理念の志士にとって崇高なる義務である。これは最高の美徳なのである。 決して、異質な人々だと思って、彼らに苦手意識を持ったり、反感を持ったりしてはならない。 精神的なる師を持って初めて大いなる志士として大成出来るということは、かの松下村塾や慶應義塾や適塾などの例を出すまでもなく、真理なのである。 理念の哲人と理念の志士は、本来一体の生命である。一なる生命が、二つの天分となって顕れているだけなのである。 本来一なるものが、一な…
前回からの続き Part1では、1日目、2日目を書きました。 西日本を旅行した話(Part1)。 - kotawonismの日記 今回は、3日目を書いていきます。 3日目(萩 → 長門) 萩観光 3日目の午前は、萩を観光です。 主に行った場所は、以下です。 ・吉田松陰誕生の地 ・吉田松陰の墓 ・玉木文之進旧宅 ・松蔭神社(松下村塾) ・高杉晋作誕生の地 結構行ったなって感じですが、レンタサイクルをすれば大体2時間くらいで回れます。 吉田松陰誕生の地、吉田松陰の墓 www.jalan.net 場所とかは、上記を参照くださいませ。 すっごい坂を登ります。自転車をローギアで頑張ったのですが 日頃の運…
note版「歴史・人物伝~松陰先生編」の番外コラムを一括掲載します。 佐久間象山門下のスゴイ人材たち ドラマ「蒼天の夢」のこと ひとり旅で訪れた松下村塾のこと 世田谷の松陰神社をお参りしました 佐久間象山門下のスゴイ人材たち 前回(第4回)の松陰先生編で、吉田松陰の師である佐久間象山について触れました。当時最高の知識人だった象山の元には、たくさんの優秀な人物が教えを請いに集まっていたのです。 主な人物では、勝海舟、吉田松陰、小林虎三郎、宮部鼎蔵、河井継之助、坂本龍馬、橋本佐内、山本覚馬、真木和泉・・・。名前を挙げるだけでもそうそうたる面々で、まるで幕末のオールスター戦のようです(笑) また、当…
幕末の長州藩で多くの人材を育てた吉田松陰。松陰が「松陰先生」と呼ばれるまでの半生は、自身の「学び」を積み重ね、深めていった時期でもありました。松陰の「学び」や「教え」とは、どんなものだったのでしょうか? note版「思い入れ歴史・人物伝」~松陰先生編の⑬~⑱を一括掲載しました。 松陰の教えを受けた明治の元勲 松陰の教えと肖像画を残した門下生 松陰の同志であり続けた入江九一と野村靖 亡き同志・金子重輔と重ね合わせて 江戸に送られ、刑場の露と消える 「死して不朽」の人生だったのか? 大革命を見通した先見の明 親思ふ 心にまさる 親ごころ 松陰の遺言書「留魂録」を託し、託されて 松陰の教えを受けた明…
幕末の長州藩で多くの人材を育てた吉田松陰。松陰が「松陰先生」と呼ばれるまでの半生は、自身の「学び」を積み重ね、深めていった時期でもありました。松陰の「学び」や「教え」とは、どんなものだったのでしょうか? note版「思い入れ歴史・人物伝」~松陰先生編の⑧~⑫を一括掲載しました。 逸材が学び、育った松下村塾 防長第一の人物と評された久坂玄瑞 奇兵隊を作り上げた男・高杉晋作 池田屋事件に巻き込まれた吉田稔麿 松陰を支えた小田村伊之助と桂小五郎 義弟として支えた小田村伊之助 明倫館時代の弟子・桂小五郎 逸材が学び、育った松下村塾 野山獄の収監から自宅幽閉となった吉田松陰は、獄中での講義経験を生かして…
【写真は2021年(令和2年)高杉晋作の命日に訪れた終焉の地に掲げられたものです】 4月14日は、 幕末の中心的人物の1人、 長州藩士・高杉晋作の命日です。 (高杉晋作とは・・) 高杉晋作は幕末に倒幕派の中心となった人物です。 藩校明倫館、松下村塾に学び1863年に外国船から攻撃をうけた時に奇兵隊を結成し、 外国勢と戦います。 翌1864年に四国連合艦隊との講和において正使として活躍します。 また第1次長州征討の後、長州藩を討幕に転換します。 1866年6月におきた第2次長州征討では指揮をとり、各地で幕府軍を打ち破ります。 (「近世名士写真」国立国会図書館ウェブサイトより) また、高杉晋作は、…
3034日目・文字霊日記 阿閉=あとじ・あつじ・あべ・あえ・あへい・・・? ↓↑ Y(丫=ア)字路・T (丁=テイ・ちょう)字路・七(漆)字路 ↓↑ 阿閉(あとじ・あつじ・あべ)・・・「閉」が「つじ」って? 閉=門+オ 閇=門+下 ヘイ し(まる)・・・丸・円・〇 し(める)・・・芽瑠・目留・女留 と(じる)・・・字留・事留・時留・地留 と(ざす)・・・座主・坐す た(てる)・・・照・輝・瑛 とじる・とざす・しめる・しまる とじる・やめる・終わりにする とじこめる・とじこもる かぎ・門の閂(かんぬき・毌抜き・環貫)を差しこむ穴 韓 抜き? ↓↑ オ=才 材・財・犲・豺・鼒・釮 团・䊷・䞗・䴭 …
今回は山口県の萩・長門・秋吉台周辺の最安値ホテル・旅館を15個紹介したいと思います。宿泊サイトで評価が高いホテルや旅館を厳選して記事にまとめました。ぜひ参考になれば幸いです。(情報は記事掲載時点のものであるため、詳細をきちんと確認してからご予約お願い致します。 各ホテルの施設情報を確認できるリンクを用意してあるので、そこからスムーズに確認することができます。)
山口県(長州)に来たら、吉田松陰と高杉晋作を感じたいと思い、 功山寺と松下村塾を見学。 功山寺は、確か、長州藩で維新派が弾圧されたときに、 高杉晋作が回天決起したところ。 長州藩の明治維新での活躍はここから始まったと思う。 松下村塾は吉田松陰の私塾。 ここから明治維新の立役者が生まれた。 学問を知識より実践に置いた吉田松陰。 なんのために勉強するか考えるヒントになる。 吉田松陰「学は人たる所以を学ぶなり」 高杉晋作像 tekutekuaruki.hatenablog.com
日本を動かしたヤバい人たち 武士が闊歩した江戸時代。庶民の教育も熱心に行われ、時代を動かす礎となったヤバい人たちが数多く存在しました。戦後、彼らの教えが教科書には生かさることは少ないですが、改めて読み返すと、現代を生き抜くヒントが得られます。 この記事では、江戸時代に名を馳せた、有名な人を紹介します。 日本を動かしたヤバい人たち 本居宣長と鈴屋 近世最大の「咸宜園」と広瀬淡窓 吉田松陰と松下村塾 荻生徂徠と譲園塾 まとめ 本居宣長と鈴屋 本居宣長(もとおりのりなが)は、江戸時代の国学者であり、文献学者であり、医師でもありました。本居は、「はじめ弥四朗」、「鈴屋大人(すずのやのうし)」とも呼ばれ…
〇「今日の易占から」 今日の易占は「乾為天」の「四爻変」でした。 「乾」(けん)は、人格形成のプロセスを説きます。 「四爻変」ですから、飛躍のタイミングをよく見極めるとき。力量・器量にもっと磨きをかけます。 本日のテーマは、「4つのジンザイ」とします。 〇「地域を楽しむ」 より良い国家社会を形成するためには、有為な人材を輩出する教育機関の役割は極めて重要です。 教育機関に対する評価は、「寺子屋」「塾」「藩校」「学問所」「学校」等々、その名称に関わらず、輩出された人物とその事績によって下されるとすれば、かの吉田松陰が開き後に「松下村塾」と呼ばれた私塾は、まさに「奇跡の教育機関」と呼ぶべきでしょう…
鮎川義介(あゆかわ・よしすけ 1880-1967)という、山口・大内出身の実業家・政治家(鮎川義介 - Wikipedia)がいまひそかに(?)注目されています。
草柳大蔵氏(評論家)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・ 師弟間に心の交流を起こさせたのが、吉田松陰の「松下村塾」ではないかと思う。 『私塾』という本の中に松陰の教育法が紹介されているが、『孟子』なら『孟子』を高杉晋作、伊藤博文、あの辺の足軽侍の子弟が習いにくる。 松陰は黙って、まず一冊ずつ読ませる。 そのまえに、自分がここがいいと思ったところに付せんを置いていけといって、みんなに和紙を細かく切って持たせる。 弟子たちはここと思うところに、つばをつけてそれをはっていく。 ところが、つばだからだんだんはがれてくる。 だから、晋作も博文も大急ぎで読まなければならない。 一冊読み終わると、「読…
建礼門まで御所をほぼ1周して蛤御門の手前まで遣ってきました。 其処まで至ると枝を張った1本の椋の木が立っており、其の前まで近付くと鑑札が建てられており、謂れを目で追って読み解くと、其の場所辺りまで賊軍が御所まで迫ったと記述しております。 京都に於いての朝廷での主導権争いに遅れを取った長州藩が、会津藩追い落としを力ずくで行使して蛤御門から軍勢を以て押し入ろうとし、蛤御門で迎え撃つ会津藩・福井藩・桑名藩・薩摩藩の迎撃に遭い一進一退を繰り広げたが力尽き、長州藩士の多くが討ち死にし、又は自刃する者も出て大敗を喫した。 自刃した者の中には松下村塾双璧の一人久坂玄瑞も禁門の変に加わって壮絶な最後を遂げて居…
当研究会は不定期開催となりますので、活動成果はそう頻繁には更新されません。そのかわりに、というわけでもないのですが、ここでは、会の趣旨や想定している研究テーマについていくつか取り上げてみたいと思います。
人生における日陰の時というのは、単に運が悪い、ものごとがうまくいかないといった程度のことがらに限りません。 時に、心が張り裂けんばかりの苦悩に直面することもあります。 まさに人生最大のピンチ、非業の運命に遭遇する「まさか!?」の出来事です。 実際に、過去に起きた誰もが知っている例をあげましょう。 フランス革命の時、フランス最後の君主ルイ16世と王妃マリー・アントワネットがギロチンで処刑にかけられたことは、皆さんも歴史の授業で習ってご記憶のことかと思います。 死刑執行人によってルイ16世が処刑された後、革命裁判所は次に妻のマリー・アントワネットを反革命の生贄として処刑を行うために、息子のルイ・シ…
その昔。都内のとあるラジオ局で、深夜3時から若手バンドのメンバー二人が喋る深夜ラジオを担当していた。 ディレクターのAさんは、過去にミュージシャンの番組を当てている若手の有望株だった。 番組の立ち上げ早々は、ミュージシャンの特性が分からず、探り探りの放送を続けていた。 そんな時。何回目かの生放送中にパーソナリティのTが「受験生、応援する企画やりてぇな~!」と熱く語り出した。 ディレクターのAは私に言った。 「よし、受験生を応援するために、英単語をダジャレで覚えるコーナーをやりましょう!小林さん、毎週、考えて下さい。」 「ええ~!」 「ダジャレ英単語高座」の企画がすぐに決まってしまった。 これは…
https://plaza.rakuten.co.jp/jigen2012/diary/202103260000/ 2021.03.26 司馬遼太郎は同姓同名の松本鼎をごっちゃにして居たのではないか? カテゴリ:カテゴリ未分類 https://twitter.com/quasar20121/status/1375229256947539980諸橋嘉久 @quasar20121 返信先: @UgIdo20ze3w9f5o さん, @HrXi38Srx6rQZ7h さん 我に尋ねたところ、 河井 繼之助は影打ちを扱う商人から、 気に入った刀を二本、脇差を一本購入したそうです。 二番目に気に入っ…
今年はエッセイ的な文章をときおり書くことにしています。「ライフワーク」というテーマででnoteとブログに書いた文章をならべてみました。 「名言との対話」3月23日。村松剛「私たちの心の中にも、アイヒマンはいるはずなのです」|久恒 啓一|note 『ドアノー 音楽/パリ』展ーー「とにかくつづけるよう指示してくれたのは、ただ漠然とした予感だけだったのである」。 - 久恒啓一のブログ「今日も生涯の一日なり」 白川義員「天地創造」ーー前人未踏の写真撮影の偉業。VRChatのワールドも天地創造だ。 - 久恒啓一のブログ「今日も生涯の一日なり」 「名言との対話」3月8日。金子辰雄「私には761のふるさとが…
以前、教室生(中2生)から「イクシーズって、進学塾なんですかね?」という質問がありました。 結論から言いますと、NOです。 どうやら学校の面談で、「普段どんな勉強をしているの?」と聞かれて、「先取りとか、復習とか、入試の対策したりとか」と答えたようです。 すると学校の先生が「進学塾なんだね」と言われたそうです。 普段から私の信念に触れているイクシーズの教室生ですから、学校の先生の発言に違和感を感じ、創立者本人に確認したかったのでしょうね。急におかしなことを言うもんだなぁと思いましたが(笑)。 その違和感は正しい!「枠にハメんじゃねぇーよ」と学校の先生に言ってやれ!!(笑) 「進学塾」やら「補習…