1838〜77(天保9〜明治10) 幕末期の薩摩藩士。 はじめの名前は「中村半次郎」。幕末に京都で「人斬り半次郎」とおそれられた。 戊辰戦争では会津若松城の攻略戦に参加。 維新後、陸軍少将となるものの、征韓論に敗れて西郷隆盛が鹿児島に帰るときに彼も辞職、行動を共にする。 西南戦争で西郷の死を見届けた後、城山で戦死。
*大河ドラマでは原作にない「幕末編」も制作されました(NHKより)。 【あらすじ】 明治六年の政変で、西郷を筆頭に佐賀の江藤新平や土佐の板垣退助なども下野した。また西郷の配下だった陸軍少将の桐野利秋を先頭に、薩摩閥だった陸軍から鹿児島へと帰郷する兵士が続出する。新政府の不満分子も一斉に下野したことで、反乱の種は佐幕派の旧藩よりも、倒幕に尽力した薩長土肥に集まった。 一部新政府に登用された藩士を除いて、命をかけて倒幕を果たした結果士族の身分が失われることになり、不満が頂点に達していた。実際に江藤新平は佐賀の乱を起こして死罪。そして熊本では神風連の乱、福岡では秋月の乱、長州でも萩の乱が勃発して鎮圧…
アレサンドロです。 https://note.com/tomotrp/n/n4ff8f0f916c6 より 殺し屋と聞いて、 どんな人物が浮かびますか? ゴルゴ13 キル・ビル 中村主水(必殺仕事人) ジェームズ・バンド などなど 幕末期には、 田中新兵衛 中村 半次郎(後の桐野利秋) 人斬り以蔵(岡田以蔵) あたりが有名ですよね。 中村半次郎は幕末を生き抜き、 明治陸軍の軍人になりました。 西南戦争でなくなりましたが。 映画の主人公たちは、 依頼や命令はありますが、 主体的に自分の意思で 人を殺めていった感じです。 実在の人たちは、 上に立つ人たちの一方的な 指示、命令で殺人をしていった感じ…
「人生劇場」で有名な尾崎士郎が、西南戦争をテーマに「私学校蜂起」「可愛嶽突破」「桐野利秋」「波荒らし玄洋社」の4編を書いたもの。それぞれが、西南戦争の様相を丁寧に臨場感を持って描き出しています。それぞれの現場、というか現地の様子が丁寧に描かれていて、その場の情景が目に浮かんでくるよう。ここらへんは、さすが、尾崎さん、うまいなあって思いました。 桐野利秋びいきの私としては、「桐野利秋」だけで一編あるのが嬉しい。桐野利秋の生き様、死に様を描いた短編で、桐野利秋について書かれた小説としては、私は尾崎さんのこの短編が一番好きです。尾崎さんは愛知県出身で、鹿児島とはゆかりのない作家ですが、薩摩隼人の魂み…
柴田さんは痛快でちょっとニヒルな時代小説を書かれますね。けっこうエログロナンセンスみたいなシーンも描くけれど、女性への永遠の憧れみたいなものを隠しつつ、という感じがいいです。 歴史の王道を歩く人物ではなく、クールに時代に背を向けて生きる主人公を多く描いています。眠狂四郎はその典型。 この短編集も、ちょっと時代の主流から外れた人たちを描いた物語で、テーマを幕末にとっております。等々呂木神仙なるおじいさんが語る幕末史の秘話という形を取っているのですが、そこはやっぱりシバレンなので、けっこうエロっぽい話もちらほら(笑)。でも、最後には感動の涙が出てきます。私もこの本を読んで何回も泣きました。 「会津…
幕末編と賊将編の2冊です。 幕末に人斬り半次郎と言われた薩摩の中村半次郎。維新後の名前が桐野利秋。半次郎の一生を描いた池波先生の力作です。司馬遼太郎先生が書く半次郎と、全然違うのですよね。池波作品の半次郎は、半分は女性と戯れております(笑)。そして、あとの半分は西郷隆盛を犬っころのように尊敬し、まとわりつくことに費やしています。 西南戦争で敗走し、薩摩まで戻ってきて最後の夜を城山で迎えた時、西郷さんに半次郎が心で叫ぶセリフがこれ。 しかし西郷さんは何もかも見透かしたように、「よか、よか。」と半次郎に言うのでした。 いかにも池波さんらしい、ふわりとした人間くさい中村半次郎。 幸江という故郷の女(…
幕末の薩摩藩に一人の剣の達人がいました。彼の名は中村半次郎。後に日本で最初の陸軍少将となった桐野利秋のことです。池波正太郎さんの短編小説「賊将」では、桐野利明の生涯が描かれています。池波さんは、他にも桐野利秋を主人公にした「人斬り半次郎」という長編小説を発表していますが、賊将は、それよりも前に書かれたものです。いわば、「人斬り半次郎」の前身といった感じの作品です。短編小説「賊将」では、桐野利秋が、人斬りとして幕末を駆け抜け、西南戦争で賊将として明治政府と戦う姿が、簡潔に描かれているので、一気に読み切ることができます。
錯乱 (春陽文庫) 作者:池波正太郎 春陽堂書店 Amazon いかな人間といえども必ず一点のゆだんはあるものだ。 錯乱 どんなときでも笑顔を絶やさず、誰からも好かれる平五郎の正体。 平五郎パパの武士の心得がいやすぎる。 カタツムリの矢立、かわいいやん。 きゃー、バレてる!! これが直木賞受賞作品?オチはおもしろかったけど、登場人物多すぎてまとまりがなさそうな。 碁盤の首 合戦がなくなったら武士も民百姓も二つで一つ。真田信之の信条。てか、90過ぎまで生きてたの!? 碁ともだちと思ってたのに。。 「罪(?)」こんなカジュアルな表現もするのね正太郎。そういや鬼平でもあったな。 刺客 リスのように小…
4泊5日の宮崎・鹿児島旅行、3日目。 7時14分に宮崎駅発の特急きりしま3号で約2時間10分、9時22分に鹿児島駅に到着。 九州ネットきっぷで、2,630円。(鹿児島中央駅までの切符で途中下車) 特急きりしまは灰色だからか、重厚な印象の車両。 アミュプラザみやざきのSUMOMO BAKERY(すももベーカリー)で購入したパンを食べる。 朝7時オープンなのも嬉しいし、出来立てっぽい感じだったのも良かった!パンを自分で袋に入れるのは初体験だった。 宮崎か鹿児島が発祥っぽいが、横浜や青山にも店舗がある。 いおワールドかごしま水族館 仙巖園との共通券2,000円は500円お得。 ガイドツアーを予約。 …
2010年10月9日公開[ピーズ・インターナショナル] ストーリー 幕末の動乱期。薩摩の若き侍たちの中心的存在である西郷吉之助(田中正次)が京に上ると聞いた中村半次郎(榎木孝明)は一行に加わることから物語ははじまる。上京した半次郎は、人並み外れた度胸の良さと剣の腕、大らかな人柄などで、たちまち名をとどろかせるようになる。長州藩士の鮎川小次郎や薩摩藩士の永山弥一郎などが彼に魅了されていった、また村田屋の娘さとにも想いを通わせていく。戊辰戦争では、薩摩軍を幕府軍から勝利を勝ち取り、明治政府の陸軍少将まで上り詰めた(中村半次郎改め)桐野利秋であったが、権力闘争に敗れた西郷隆盛と共に薩摩へと帰郷する。…
祭神 西郷隆盛命他6800柱 892-0851 鹿児島市上竜尾町2-1 → 西郷隆盛像その二・西郷隆盛洞窟・西郷隆盛終焉の地 → 西郷隆盛像その一 → 西郷隆盛留魂祠・留魂詩碑 → 西郷寅太郎墓・西郷糸子墓 → 「大獄 西郷青嵐賦」(文春文庫) → 「西郷隆盛伝説」(角川文庫) → 「西郷札―松本清張短編全集〈1〉」 → 「せごどん」(イブニングKC)【1〜3】 → 「歴史街道」(2006年12月号)〜西郷隆盛〜 → 「代表的日本人」(岩波文庫) → 「元祖フィギュア こころの像紀行」 → 「西郷隆盛」関連の記事 【前の記事】 ⇩ ⇩ ⇩ さてさて、どうにか10時の、 チェックアウトに間に合い…
892-0853 鹿児島市城山町 → 西郷隆盛像 その一 → 西郷隆盛留魂祠・留魂詩碑 → 西郷寅太郎墓・西郷糸子墓 → 「大獄 西郷青嵐賦」(文春文庫) → 「西郷隆盛伝説」(角川文庫) → 「西郷札―松本清張短編全集〈1〉」 → 「せごどん」(イブニングKC)【1〜3】 → 「歴史街道」(2006年12月号)〜西郷隆盛〜 → 「代表的日本人」(岩波文庫) → 「元祖フィギュア こころの像紀行」 → 「西郷隆盛」関連の記事 【前の記事】 ⇩ ⇩ ⇩ さて、ホテルで朝食後、 チェックアウトをせずに、 二人で朝7時から、 鹿児島の街を散策しました。 ちょっと市電に乗ってみましょう。 鹿児島中央駅…
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鹿児島県鹿児島市にある城山公園の展望台をレポートします✨ 城山公園展望台 バス・車・徒歩どれでもアクセス可能! 駐車場は無料で 37 台。大型車も OK 実は近い!駐車場から展望台までは徒歩 3 分 駐車場から城山公園へ。ここから展望台を目指します。 絶景!桜島の迫力と眼下に広がる鹿児島市街 行幸記念碑 展望台には売店も 城山はかつての城の跡 郷土の工芸品が所狭し!売店は一見の価値有り。 安定!外さない鹿児島観光の定番スポット 城山公園展望台 城山公園展望台(しろやまこうえん てんぼうだい)は、鹿児島市街地の中心部にある標高 107m の城山につくられた城山公園にある展望台。雄大な桜島を目前に…
鹿児島の浄光明寺(じょうこうみょうじ)は大きな寺院だった。山号は「松峰山」。現在の鹿児島市上竜尾町にあった。 その跡地は南洲公園として整備。浄光明寺跡というよりは、「南洲墓地(なんしゅうぼち)」として認識している人が多いかも。ちなみに「南洲」とは西郷隆盛の号である。 南洲墓地には、明治10年(1877年)の西南戦争における薩摩軍の戦没者の墓が並ぶ。その中には西郷隆盛や軍幹部の墓もある。また、南洲公園(浄光明寺跡)には南洲神社(なんしゅうじんじゃ)や西郷南洲顕彰館もある。 時宗の大寺院 薩英戦争で焼失 南洲墓地となる 浄光明寺跡をあるく 再興された浄光明寺 南洲神社 島津吉貴と孟宗竹 時宗の大寺…
合本 翔ぶが如く(一)〜(十)【文春e-Books】【電子書籍】[ 司馬遼太郎 ]価格: 7235 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 明治新政府が設立して間もなくの頃。手探りで「国つくり」を行なう中、薩摩藩士の川路利良は、パリ留学中の経験から国民の治安維持を図る警察組織の必要性を考えていた。まだ戦塵が残る今こそ必要と感じていた。上司の大久保利通に建策すると、「たちんこんめ」(太刀が来る前に迅速に)行なうよう指示を受ける。 明治新政府で実質的な首相であった大久保は、大蔵卿から治安維持を担う内務卿へと役職が移り、国政を担っていた。氷山のような冷徹さに果断な実行力を持ち合わせた男。内務省に大久保の靴…
国文学研究資料館の『調査研究報告』43号が公開され、昭和5年の真山青果日記が読めるようになりました*1。昭和3年・4年分の翻刻については、「「[翻刻]青果日記(昭和三年・昭和四年)」(国文学研究資料館)への補足ーー眞山青果とプラトン社・博文館・春陽堂の編輯者指方龍二ーー - 神保町系オタオタ日記」で紹介したところである。今回の翻刻を手がけた青木稔弥・内田宗一・高野純子・寺田詩麻各先生、お疲れ様でした。ここに本来であれば、青田寿美先生の名前も入るはずであった。しかし、「後記」にあるように中心メンバーでもあった青田先生は1月5日に逝去された。「後記」を目にして少し泣いてしまった。 青果について、最…
これで明治維新はめちゃめちゃ詳しくなりましたね。 明治時代が苦手...というお子さんと一度見ると頭に入りやすいと思います。 宝塚歌劇団 星組 桜華に舞え SAMURAI The Final 主な配役表。見てください このリスト見るだけで幕末の明治維新の勉強になりそうでしょ?娘は、週テストを解きながら、「夏美よう様」「美稀千種様」が頭に浮かんできたそうですよ。これ観れば、明治維新のあたりは完璧。ミュージカルのテーマが、「明治維新とはなんじゃったとか」なので、明治維新を理解することができると思います。演出は、「ヨシマサ」としてヅカヲタから圧倒的支持を得る、齋藤吉正先生です。 桐野利秋【通称:中村半…
太守の鹿児島訪問記の最後はやはり「西郷どん」リスペクトで城山じゃ。鹿児島の市街地の中心部に位置する標高107mの城山は、錦江湾や桜島が望めるスポット。西南戦争最後の激戦が行われ、西郷隆盛が自刃した場所として有名じゃな。 城山展望所から眺める桜島 西郷らもここからこの景色を眺めたことじゃろう。なお、西南戦争の原因や経過、西郷の真意などについては、かなり以前にこちらに書いたので、よろしければ読んでみてほしいぞ。 hojo-shikken.com 薩軍、九州各地で敗れる 「晋どん、もうよか」…西郷隆盛、城山で自刃 「私学校」とは何であったのか 西郷の真意、大久保の涙 西郷隆盛激戦の跡、城山を歩く 薩…
今回もChatGPTに刑事ドラマを聞いてみる。前回は日テレとTBSのドラマを他局扱いしていたので、聞き方を変えてみる。 shigeo-t.hatenablog.com 日テレの有名な刑事ドラマ TBSの有名な刑事ドラマ フジテレビの有名な刑事ドラマ テレ朝の有名な刑事ドラマ テレ東の有名な刑事ドラマ 日テレの有名な刑事ドラマ なかなかうまくいかない。 「相棒」 - 刑事と脇役の弁護士がタッグを組み、難事件を解決するシリーズ。2002年から放送され、現在も放送されています。 相棒はテレ朝だし刑事同士のコンビだし。 「金田一少年の事件簿」 - 推理小説家・京極夏彦の作品を原作に、高校生探偵・金田一…
【日清戦争】蓋平の戦い 海城防衛戦 連戦連勝の日本軍。 動画 YouTube https://www.youtube.com/watch?v=-B7iwwGDL78 桂太郎(かつらたろう) 世界大百科事典 より 1847‐1913(弘化4‐大正2)。 明治時代の軍人,政治家。長州藩士族の出身。早くより洋式銃陣を学び,戊辰戦争では長州藩第4大隊2番隊司令として奥羽を転戦。 維新後大阪兵学寮に学んだが中退して1870年(明治3)ドイツに留学,一時帰国し陸軍大尉として明治政府に出仕,75年ドイツ公使館付武官として再びドイツに赴きドイツ軍政を調査・研究する。 78年帰国,山県有朋陸軍卿に参謀本部独立を…