こんにちは。きのひです。 「瓦版(かわらばん)屋権兵衛(ごんべえ)筆さばき 抜かずの剣」 飯島一次 著 を読みました。 2016年12月25日 初版発行 「どうです、われらの仲間に入りませんか」 浪人である立花数馬(たちばなかずま)は数日前から両替商の伊丹(いたみ)屋をつけ回していた。 数馬は生まれついての浪人でした。 気丈(きじょう)な母は女手(おんなで)一つで自分を育ててくれた。 その母が風邪をこじらせたのがもとで、十日ほど寝込んだと思ったらあっけなく死んでしまいました。 こときれる前に母が語ったのは数馬の出生(しゅっしょう)。 裏長屋に暮らしながらも、母の仕立物の腕だけで不自由なく生きて…