1894年(明治27年)10月21日、三重県名賀郡名張町(現在の名張市)生まれ。
本名・平井太郎。ペンネームは推理小説の祖と言われるエドガー・アラン・ポーをもじったもの。
高等小学校時代から黒岩涙香の怪奇恐怖作品に耽溺する。
1916年(大正5年)、早稲田大学政治経済学部卒業。
その後、職を転々とし、1923年に雑誌『新青年』に「二銭銅貨」を発表、次第に人気を得る。
日本探偵小説興隆の祖とされることが多いが、その作風は、変態性欲、フェティシズム、グロテスク趣味、パラダイス願望等の要素が渾然一体となっている極めて個性的なもの。
数々の青年向け名作や、長年に渡って少年少女の人気を博した「少年探偵団」シリーズを遺した。
1965年(昭和40年)7月28日、逝去。
2003年8月より最新の江戸川乱歩全集が光文社文庫として刊行中
小説家 ミステリ作家