光武帝(上)【電子書籍】[ 塚本青史 ]価格: 880 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 漢末期。帝が幼少で次々と早世し、飢謹などで民の生活が苦しむ中、宰相の王弄に期待する声が高まる。王莽は漢王朝を纂奪する形で帝に即位し、新たな王朝「新」を建国した。 漢の景帝の流れを汲む家系の次男に生まれた劉秀は、家は貧しく、しかし明るく純朴で素直な性格を有していた。頭脳は明晰なため帝都長安への遊学を許されるが、そこで見た光景は、王葬の新しい政策が現実を無視して理想を追い求めるあまり、各所が混乱に見舞われている姿だった。王葬に期待した民衆の声はすぐに罵声に代わり、また匈奴や西羌ら周辺諸国らの反感を買っていた。…