父の命日の墓参りに行ってきました。母の命日がその一週間後なので、両親合わせてのお参りです。将来、わが家の墓をどうするか、娘たちのためにも、そろそろ方向性を決めなければいけないと、帰路、妻と話しました。 私自身はお墓に対するウェットな感情はなく、妻や娘たちの負担にならないようにと単純に考えるのですが、仕事がら、お墓をめぐる複雑な心情に接することがあります。もうだいぶ昔の話になりますが、母親と四人姉妹が相続人のケースで、私のオフィスに相談にみえました。その姉妹のうちのひとりが「イエ」の存続にこだわっていたのです。甥っ子のひとりを母親と養子縁組をさせてでも、亡父の「イエ」を存続させてはという意見でし…