暑さが和らいできた10月。 退院から半年近くが経ち、肩の痛みが再発(戻ってきた様子)。家事ができなくなり、ガスコンロに火をかけた鍋を丸焦がしにして家中煤だらけかけになった日があった。 幸いにして、火を止めた直後にわたしが実家を訪れたので万事を休す。小さな土鍋の中は真っ黒こげで空っぽになっていた。あまりにも危険を感じて、どう過ごしていけば父もわたしも穏やかに日々を暮らしていけるのか。毎日通わなければならないのか。と悩んだ末に、訪問診療の医師に相談して「一度生活を整えるために緩和ケア病棟に入院をしましょう」と、地域の病院へ入院を計らってもらうことにした。 緩和ケア病棟入院のために二つの病院で面談を…