御風さんの家族看護の場面です。種々が重なり、「ワーカーズハイ」になったのかな?その中で幸福感がやってきた感じです。 1 いつもの内容コーナー けれども、そうした私の病的状態は、その二か月ほどして二番手の子供が、死んだ子と同じ種類の難病に罹り、折から妻が難産の末の床に就いて非常に危ない状態に陥った時に至って、突如として平静に復帰した。 今にも死ぬかもしれないような難病に苦しむ妻と子を右と左に控え、まるで放心したようになった老父をいたわりながら、約三週間というもの殆ど一睡もせずに看護し通したあの当時の私の心的状態は、何という不思議な苦しみと愛とのハーモニーを奏していたことだろう。 しかも私のその自…