【要約】 知能検査の数唱は、主として聴覚的注意、短期記憶、ワーキングメモリー、系列処理に関係し、流動性知能そのものを測る課題ではない。現行のWISC-VやWAIS-IVの数唱には、順唱、逆唱、数整列があり、逆唱や数整列では、情報を保持しながら並べ替える働きが強く求められる。 知識・単語課題は、経験や教育から獲得された結晶性知能または理解・知識と関係するが、意味記憶、言語表現、文化的背景などの影響も受ける。信号の理由を説明する問いは、単純な知識より社会的理解に近い。 立方体の隠れた部分を推測する課題は、視空間認知、空間的推理、心的イメージなどに関係し、実際に積木を構成する課題とは異なる。知能検査…