こんにちは。きのひです。 「雨柳堂夢咄(うりゅうどうゆめばなし) 其ノ八」 波津彬子 著 を読みました。 2007年10月1日 新版第1刷発行 蓮(れん)は雨柳堂で片づけを手伝っていました。 そこは蓮のおじい様が店主である骨董屋。 「あ・・!指輪?」 床におちてきたのはキレイな石のついた指輪でした。 「ふうん翡翠(ひすい)か・・」 そこへ「ごめん下さい」と女性が来店してきた。 「私、捜し物があって参りましたの」 「その指輪は私の物です」 するとその女性の背後から「ほほほほ・・」という声。 「あっ あんたは・・」 「それはわたくしの指輪です。妾(めかけ)のくせに図々しい。立場をわきまえなさい」 …