韓国文学の翻訳家である著者が言葉、文字、音、声などの観点から韓国語を読み解き、日本語との違いなどについて、またその違いがどこからきたのかについて記したエッセイです。私は今のように韓流ドラマやKポップが大人気になる前から韓国語に興味があり勉強しているのですが、日本との歴史的な問題を考えると少なからず気後れを感じていました。が、日本と朝鮮半島の間にある敷居を無かったことにするのではなく、敷居の上で頭を使って考えることは中身のある楽しい人生になるのではないか、という作者の言葉に勇気づけられました。また、言葉のリズムのととのえ方は身体の構えや呼吸そのものだと思う、という言葉にはこちらでのレッスンにつな…