介護士として日々を過ごす中で、私は入居者様との何気ない会話やふとした瞬間に、自分自身の記憶を振り返ることが増えました。 人生の大先輩である入居者様たちが語る思い出の数々は、まるで時間旅行をしているかのような感覚を私に与え、同時に私自身のこれまでの歩みを思い起こさせるのです。 この記事では、私が自分の記憶を見つめなおし、そこから気づいたことについて綴ります。同じように日々を忙しく生きる方々にとって、自分の記憶と向き合う時間の大切さを感じてもらえるきっかけになれば幸いです。 記憶をたどるきっかけ 老人ホームで働いていると、入居者様の語る思い出話を聞く機会が多くあります。 幼い頃の話、仕事の話、家族…