日本は世界的にみて、女性の社会進出が遅れているといわれています。実際、男女間の格差は、政治や経済、教育など、さまざまな分野で根強く残っています。 1985年に「男女雇用機会均等法」が施行され、女性が活躍しやすい社会の実現に向けて、あらゆる取り組みが行われてきました。しかし、世界経済フォーラムが発表している「ジェンダーギャップ指数」では、2024年度で日本は118位(146カ国中)にとどまっており、依然として低い水準であることがわかります。 女性の社会進出を阻む要因としては、長時間労働や転勤が多い日本の雇用慣行、出産・育児と仕事の両立の難しさ、そして、未だに根強く残る「男性は仕事、女性は家庭」と…