1.《梵vimukti,vimokaなどの訳。縛るものを離れて自由になる意》
悩みや迷いなど煩悩(ぼんのう)の束縛から解き放たれ自由の境地に到達すること。
悟ること。涅槃(ねはん)。
「―の境地」「煩悩を―する」
2.歌舞伎十八番の一。
1760年江戸市村座初演の「曾我万年柱」の二番目に、
本名題「鐘入解脱衣(かねいりげだつのきぬ)」として
上演されたものが嚆矢とされるが異説もある。
原曲は伝わらず、現行のものは大正以降の復活。
ポストアポカリプスもの。人間が滅んだ後のセカイ。仏教。人類は無に至るべき。 人類滅亡後、人間は魂・骨・肉体の3種類に分かれた。 魂は月で月人となり、骨は地上で宝石人となり、肉体は海で軟体動物となった。 物語は月人が宝石人を襲撃してきて、それと戦うという構図から始まる。 だが月人は輪廻の呪縛から解脱し無に帰ることを目的としていたのである。 最終的に肉や骨は魂になる道を選び、主人公フォスによって無に帰される。 フォス自身は星の滅びを見届けた後、人類とは無縁の新たな鉱物生命体と生きることになる。 人類のどうしようもなさの成れの果てとそこからの救いとしての無と新たな生命を描く 人類最悪の種の性質以下整…