「人間って、何なんだろう」 30歳を過ぎて、ふとそんなことを考えるようになった。毎日同じように仕事に行って、同じようにご飯を食べて、同じように寝る。この繰り返しに、どんな意味があるんだろう。 そんなとき、本屋で平積みになっていた分厚い本が目に入った。ユヴァル・ノア・ハラリ著『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』。 オバマ元大統領、ビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグが絶賛。世界48カ国で刊行、1200万部突破。 「また大げさな宣伝文句だな」と思いつつ、上下巻500ページ超の大作を手に取った。 読み終えて、私は震えていた。 この本は、人類25万年の歴史を通じて、私たちが当たり前だと思っていた…