はじめに(結論) 原油高はメディアで繰り返し取り上げられます。一方で、小麦やコーンの価格が前年比で大きく伸びている事実は、相対的に光が当たりにくいのがいまの風景です。 結論を先に述べます。2026年8月時点で、FAO食料価格指数の前年同月比はドル建てでおよそ+2.5%と穏やかです。しかし小麦はおよそ+43.4%、コーンはおよそ+26.2%と急伸しています。円換算ではそれぞれおよそ+52.7%、+34.4%まで押し上がります。しかも日本のCPIでは食料ウェイトが約26%と最大級、米国の食品ウェイト(おおよそ13〜14%)より明らかに重い。同じ輸入穀物ショックでも、日本の総合CPIへの寄与ポテンシ…