鹿革のまりを地上に落とさぬように足でけって次々に渡す遊び。四隅に桜・柳・松・楓などを植えた懸(かか)り、または鞠壺(きくつぼ)と呼ばれる専用の庭で行われた。中国から伝来し、平安貴族の間に盛んに行われ、平安末期には飛鳥井・難波の二つの師範家もできた。まりけ。まり。しゅうきく。三省堂提供「大辞林 第二版」より
鹿革のまりを地上に落とさぬように足でけって次々に渡す遊び。四隅に桜・柳・松・楓などを植えた懸(かか)り、または鞠壺(きくつぼ)と呼ばれる専用の庭で行われた。中国から伝来し、平安貴族の間に盛んに行われ、平安末期には飛鳥井・難波の二つの師範家もできた。まりけ。まり。しゅうきく。
三省堂提供「大辞林 第二版」より
みなさま、こんにちは♪ 暖かくなったと思ったら、また寒くなりましたね。まさに3月は三寒四温ですね。 2月の終わりに京都御所の春の特別公開に行ってきました。 ガラスに反射していて見づらいですが、今回の展示は梅をテーマにしたもののようです。まずは「梅に鷹」姫宮御殿という御殿にある杉戸絵だそうです。 (姫宮御殿は非公開エリアにあるので、建物を見たことはありません) 部分的にアップに撮った梅に鷹 「白梅」これは小御所の杉戸絵 部分的に切り取ってみました。 杉戸絵の最後は「白梅に音呼(インコ)」参内殿にあるそうです。 参内殿も非公開のエリアですね。 この杉戸絵は背景が写り込みはげしかったので、この部分絵…
こんにちは。今回は京都市上京区に鎮座する”スポーツの守護神”を祀る『白峯神宮』の参拝録です。もともと『白峯神宮』の建つ場所は、平安時代末期に和歌や蹴鞠(けまり)の師範を務めていた公家・飛鳥井家の邸宅の跡地。その飛鳥井家が守護神として代々祀ってきたのが”まりの神様”「精大明神」。現在ではスポーツの守護神として、球技はもちろん、スポーツ上達にご利益があるとして知られています。 鳥居と社号標 『白峯神宮』の御祭神は崇徳天皇、淳仁天皇。121代孝明天皇は、保元の乱により流罪になった第75代崇徳天皇の御霊を慰め、京都に祀ろうとしたが叶わぬまま崩御、その後、明治天皇が、父である孝明天皇の遺志を継いで、慶応…
「鞠始」(まりはじめ)とは、新年に初めて 「蹴鞠」(けまり)を行う儀式です。 「蹴鞠」(けまり)とは、古代以来、 主に朝廷、公家の間で行なわれた 鹿革製の鞠を蹴り合う、平安貴人の遊戯です。 東北の隅に「桜」、東南に「柳」、 西南に「楓」、西北に「松」を植えた 七間半(約14m)四方の「鞠壺」(きくつぼ) または「懸」(かかり)と称する庭で、 通常、8人が革の沓(くつ)を履いて、 鹿革製の鞠(まり)を足の甲で蹴り上げ、 地に落とさないように受け渡します。 蹴る回数の多少を競うとともに、 鞠(まり)の軌跡や蹴手の姿勢の優美をも 競いました。 蹴鞠は6名から8名が一座となって、鹿皮でできた鞠を、相手…
【前回のあらすじ】 唐橋侍従の世継ぎ誕生の宴の能観劇の席で、頼母を恨めしげに見つめる采女に、頼母をは心を惹かれ、二人はめでたく結ばれます。 しかし、新たなイザコザが起こりそうで。。。 【初めての方へ】 原典の画像だけでなく、スクロールすると、ちゃんと活字の原文(可能な限り漢字に直し、送り仮名と振り仮名を補足しています)と現代語訳と解説がありますよヾ(๑╹◡╹)ノ" 【スマホでご覧の方へ】 諸事情により、PC版と同じデザインになっています。なるべくスマホでも読みやすいようにはしているのですが、もし、字が小さいと感じた場合は、スマホを横にして拡大すると読みやすいと思います。 別館も更新しています、…
百人一首第94番目の歌の作者は参議雅経さんぎまさつね(藤原雅経)です。 後鳥羽上皇に重用され、藤原定家らとともに「新古今和歌集」の選者の一人でもありました。 今回は参議雅経について紹介します。 参議雅経とは 生年1170年、没年1221年。 官位は従三位、参議でした。 藤原雅経の父、藤原頼経が源義経と親しい関係にあり、源義経が追われた後は藤原頼経、雅経親子は鎌倉に護送されることになりました。 しかし雅経は頼朝からその和歌や蹴鞠の才能を認められ、源実朝とも親交を結ぶなどしたため、次第に頼朝からも重んじられるようになりました。 この藤原雅経は、後鳥羽上皇からも重用されます。 院における歌壇で活躍し…
7月7日は、白峯神宮で精大明神祭が行われた。 13時30分から神事が行われ、 そして、14時から蹴鞠神事が行われた。 この日、 早めに白峯神宮へ行って、いいところで蹴鞠を見たいと思った。 13時開始と言う頭で白峯神宮へ向かった。 着いたのは12時半過ぎだった。 しかし、13時というのは、勘違いで、神事の開始が13時半だった。 実際、蹴鞠が始まったのは14時だった。 13時過ぎには、見学場所を決めそこに立った。 待った。 13時半前に、これから精大明神前で神事を行い、 蹴鞠神事はそれから14時からになると案内があった。 おー、これから、まだ30分以上ここで待つことになるのか? 長く待たないといけ…
本記事はアフィリエイト広告を利用しています 記事内に商品プロモーションを含む場合があります こんばんわー よくスポーツ観戦や観劇等で?「ウエーブ」ってあるじゃないですか、あのスタジアムやなんかで観客がうわ~っと立ち上がって波のように回っていくやつ あれ、ご経験された方・・というか参加?されたことある方もおられると思いますが(^^) あの「ウエーブ」が行われる時、周囲で必ず口にしている言葉が・・ 「いった、いった、いった」 ですよね^^;笑 ウエーブが回って行くのを首を曲げて見渡しながらお連れさんと「おお~!いった、いった、いった」って必ず口にしてますよね・・笑 さて今日は京都市中を歩く道すがら…
Toclasのショールームに見学に行った時に飴をもらいました。 この飴、ネーミングが可愛いんです。 「白絹手鞠(しらぎぬてまり)」といいます。 「まり」という漢字は、「毬」を連想しますか?それとも「鞠」を連想しますか? 「鞠」も「毬」も「まり」と読むが、意味はほとんど一緒。だが、もともとは違いがあり、「鞠」は字形からわかるように、「革」で作られたボールを指し、「毬」は毛糸などをまるくしたボールを指した。つまり、素材に違いがあるのだが、時代によっては意味を使い分けていないこともあるので、使われ方は同じと思ってもいい。 「カタレル」名前辞典から引用 手鞠は、古くは平安時代にも表記が見られ、当時は芯…
「なぜあの時に私は非常に悲しいことだと思ったのでしょう。 私などはあなたに幸福の帰って来た今だっても やはり寂しいのでしたのに」 と恨みともなしに おおように言っているのが可憐《かれん》であった。 例のように源氏は言葉を尽くして女を慰めていた。 平生どうしまってあったこの人の熱情かと思われるようである。 こんな機会がまた作られたならば、 大弐《だいに》の五節《ごせち》に逢いたいと源氏は願っていたが、 五節の訪問も実現がむずかしいと見なければならない。 女は源氏を忘れることができないで、 物思いの多い日を送っていて、 親が心配してかれこれと勧める結婚話には取り合わずに、 人並みの女の幸福などはい…
賀茂松下*1鞠之弟子取事、無例之由、同於家之人*2前曲足蹴*3事無之旨(闕字)勅書・室町殿文書*4等一覧*5候、絹上絹袴有之、葛袴等無着事、同以無文*6紫革・無文燻革閇袴*7事、一切無之由、松下為弟子、沓袴令着用者於有之者、如有来*8被剥取之、法度堅可被申付候也、 天正十七 五月十六日*9(朱印) 飛鳥井大納言殿*10 (四、2669号) (書き下し文) 賀茂松下、鞠の弟子を取ること、例なきの由、同じく家の人前において曲足蹴のことこれなき旨、勅書・室町殿文書など一覧候、絹上・絹袴これあり、葛袴など無着のこと、同じくもって無文紫革・無文燻革・閇袴のこと、一切これなき由、松下弟子として、沓袴着用せ…