あーあ、、こんなに顔を鍵盤に近づけちゃって、、笑この作品、遠い昔、音大の期末テストの課題だったことを記憶しているが、それだけにこの演奏がどれだけ特殊?な(もちろん良い意味で)内容であるか、驚きを持って聴く(見る)しかないのである。その一音に対する、コンセントレーション、明確で自信に裏打ちされた出音。他のピアニストでは絶対に聴けない雲の上の存在と言えるだろう。見るだけでも楽しめるが、音を聴くとその立体的なサウンドに引き込まれる。まるで、グールドが音で作った建築物の中にポツンと座っているような気になる。私が師事したお師匠さんにグールドの事を聞いても、あまり明確な回答は得られなかった気がする。困った…