ずっと鼻血の話しかしていません。苦手な方はご注意ください。 私は小さな頃から、すぐ鼻血が出ていた。 それは鼻をほじるほじらないの問題ですらなく、ふとした時にスーッとやってくるものだった。 何歳くらいの頃から鼻血を出していたのか正確には覚えていないけれど、小学校4年生までには、見て確かめなくても鼻水か鼻血か感覚だけで分かるようになり、「うそだあ」という友達に、「ほんとだよ。これから私鼻血出るよ」と宣言してティッシュに染み込んだ血を見せて驚かせたりしていた。 平成初期の頃は、一般的な鼻血の止め方といえば「仰向けになる」だった。 仰向けになったり、鼻をつまんで上を向いたり。けれどもその方法では、血が…