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尚書省 三國志部

2017-11-18

2017-11-17

第3回人形劇三国志 鑑賞オフ友の会(2017年12月16日)




・12/16(土)14:00〜17:00 人形劇三国志 鑑賞オフ友の会 - TwiPla
http://twipla.jp/events/287397

2017-11-16

田中尚子『室町の学問と知の継承』(2017年11月30日)

日本の三国志の受容について研究されている愛媛大学准教授 田中尚子先生の単著室町の学問と知の継承 移行期における正統への志向』が2017年11月30日(木)に勉誠出版より10800円(税込み)が発売される。

室町の学問と知の継承 : 勉誠出版
http://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&cPath=9_13_33&products_id=100817

本書の内容紹介文と目次を以下に引用する。

人びとは、なぜ乱世に学知を形成していったのか―
戦乱の世から新たな政治秩序へと向かう混沌とした時代、特筆すべき知の動きがあった。
それは革新的なものを取り入れつつも、伝統を再生産し、正統性を希求していく…。
室町期に形作られた知のあり方を、五山僧や公家学者などの担い手の変遷、さらには林家におよぶ近世への継承のかたちから解き明かす。

目次
はじめに

第一部 異国への視線と自国意識―五山僧と中国史書―
 第一章 『碧山日録』に見る太極の三史への取り組み―長禄・寛正期における学問の一様相
 第二章 『漢書抄』第一冊の注釈姿勢―例示としての日本関連叙述を中心に―
 第三章 『史記抄』における日本関連叙述―『漢書抄』第一冊との関わりから―
 第四章 『史記抄』「扁鵲倉公伝」にみる桃源瑞仙の志向性室町期の学者たちと医学・医書―

第二部 連環する人と学問―五山僧から公家学者へ―
 第一章 月舟寿桂と医学―『幻雲文集』に見る五山と医家の接点―
 第二章 中世禅林における中国文化の受容―『碧山日録』内「匡廬十八賢図」鑑賞記事を中心に―
 第三章 『碧山日録』に見る人的交流―清原家にとっての業忠―
 第四章 清原宣賢の式目注釈―『清原宣賢式目抄』を中心として―
 第五章 三史の享受と三国志享受との連関性―清原宣賢『蒙求聴塵』における三国志享受再考

第三部 先代の継承室町から江戸へ―
 第一章 林鵞峰の書籍収集と学問―『国史館日録』再考
 第二章 二十一史通読に見る林鵞峰の学問姿勢―『国史館日録』・『南塾乗』との関わりから―
 第三章 「詠三国人物十二絶句」考―頼山陽三国志
 第四章 『太平記鈔』における三国志の享受―『太平記賢愚鈔』との比較を始点として―
 第五章 中国故事の受容と変容―『太平記』・『三国志演義』から『通俗三国志』へ―

第四部 変容する知―地方、そして聖地が生み出す学問―
 第一章 『笠置寺縁起』の成立とその背景―東大寺と『太平記』の問題を中心に―
 第二章 『歯長寺縁起』の志向性―地方の学問の一端として―

終 章 室町の学問の根源にあるもの―今後の展望として―

おわりに

使用テキスト一覧
あとがき
初出一覧
索 引

主に室町時代の学問をテーマにまとまられているため、三国志に関する論文は第三部「第三部 先代の継承室町から江戸へ―」に2本しか掲載されていない。これらは2007年に汲古書院より刊行された『三国志享受史論考』で触れた内容とどの程度の差異があるのか初出一覧も含めて確認したい。

三国志享受史論考

三国志享受史論考

2017-11-15

三国志の名馬 赤兎馬

「白馬将軍 龐統」のページでも触れたように、以前Togetterにて作成した「三国志の馬一覧」の内容を更新すべくネタの整理と備忘録もかねて。まずは「赤兎馬」について『三國志』と『後漢書』『三國志』の記述を以下に挙げる。

布自以殺卓為術報讎,欲以之。術惡其反覆,拒而不受。北詣袁紹,紹與布擊張燕於常山。燕精兵萬餘,騎數千。布有良馬曰赤兎
曹瞞傳曰:時人語曰:「人中有呂布,馬中有赤兎。」

【『三國志』魏書巻七『呂布傳』】

有頃,布得走投袁紹,紹與布擊張燕於常山。燕精兵萬餘,騎數千匹。布常御良馬,號曰赤菟,能馳城飛塹,與其健將成廉、魏越等數十騎馳突燕陣,一日或至三四,皆斬首而出

【『後漢書』巻七十五『呂布傳』】

後漢書では赤菟と記されているが両者ともに赤兎馬を記す時期が初平三年(192年)に黒山賊張燕と対峙した直後のみである。ほぼ『後漢書』が『三國志』の記述を引用する形式となっている。
なお前者のみ「当時の人々は人中には呂布が、馬には赤兎という名馬がいる」と『曹瞞傳』の注釈を付すが、これ以上の記述が残されていないため、赤兎馬の実態は「とにかく凄い馬」という漠然としたイメージの他は定かではない。

2017-11-14

二松學舍大学文学部中国文学科 編『東アジアにおける都市文化』(2017年10月26日)

先月末に明徳出版社より二松學舍大学文学部中国文学科編『東アジアにおける都市文化―都市・メディア東アジア―』が1728円(税込)で発売された。

東アジアにおける都市文化 NOA-webSHOP | 明徳出版社
http://rr2.e-meitoku.com/products/978-4-89619-944-4

本書は今春発売された『改訂新版 中国学入門』と同様に、二松學舍大学中国文学科の先生方が専門分野毎に分かれて執筆されているため、様々な視点より都市文化について論じられている。

・二松學舎大学文学部中国文学科 編『改訂新版 中国学入門』(2017年4月) - 尚書省 三國志
http://d.hatena.ne.jp/kyoudan/20170411/1491863381

さて本書の目次は以下の通りである。

目次
はじめに
古代中国の都市論 牧角悦子
中国地方都市三国志遺跡 伊藤晋太郎
中国における風景認識の展開と「図経」 田中正
杭州西湖への旅のかたち 植松宏之
漢文訓読・日本漢文への熱いまなざし 山邊進
映像と空間をめぐる関係性の現在 松本健太
日常をつくるメディアとしてのテレビ 谷島貫太
ローカリティの「発見」をめぐる移動の物語 江藤茂博
執筆者一覧