書きかけ
いや〜いつのまにやら2008年だな。
去年ほとんど更新しませんでしたね。ちょっと怠けすぎじゃないですか?
公私共にいろいろあってだな…
転職したのは聞いてますけどプライベートで何かありましたっけ?
結婚してパパに…
いや見栄張らなくていいから。押尾学ですか。
http://www.zakzak.co.jp/gei/2008_01/g2008011613_all.html押尾パパの品格!?「オレ様キャラ」返上のワケ
俳優で歌手の押尾学(29)が15日、女優の矢田亜希子(29)と結婚して以来、初めて公の場に姿を見せた。昨年パパとなった押尾は、髪を切って、スーツ姿。以前の“オレ様キャラ”から態度を一変させたが、そこには苦しい台所事情があるようだ。
フィットネス用品ブランド「ボディメーカー」の2008年度イメージキャラクターを務めることになった押尾。都内で開かれた会見では、昨年11月に生まれた第1子の男児の名前が「りあむ」ちゃんだと明かした。
「“あ”は小さくなる(りぁむ)んですか」との質問に「なんねーよ」とオレ様風に答えた押尾だが「かわいい。たぶん、イケメンになるかな」と親バカぶりも見せた。ユニークな名前は、英ロックバンド「オアシス」のボーカル、リアム・ギャラガーにちなんだようで、会見では「子供が生まれたので、飯を食わせないと。頑張らないといけないと思いまして」と本音をもらした。
実際、押尾は05年12月に所属事務所と大手レコード会社を辞めてから、目立った活動はしていない。矢田も育児に専念中。オレ様キャラでは生計が立てられない、と判断したようだ。
「僕も人間なんでいつも、とがってるわけでなく、普通の人です」と笑顔で語った押尾。やっとオトナになった?
お塩先生もずいぶん丸くなったよな。
表情も険が取れて穏やかに見えますね。
以前ネタにしたときは、バカが図に乗ってチョーシこいた発言のたまってんじゃねーぞクタバレ…なんて思わないでもなかったが、今の彼は正直あまり嫌いになれない。
「りあむ」って名前もひらがなで潔いし、いまどきの命名ではまだアリな方かな。
フォトエッセイ集
- 作者: 押尾学
- 出版社/メーカー: 光進社
- 発売日: 2001/03
- メディア: 単行本
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「障害児がいじめる側に回るとは考えられない」?
報告書に"不適切"記述
発達障害児がいじめ? 議員連盟が質問状
政府の教育再生会議がまとめた一次報告書が障害児教育に触れていないほか、発達障害児がいじめの加害者であるかのような記述があるかのような記述があるとして、尾辻秀久元厚生労働相ら「発達障害の支援を考える議員連盟」有志が二十九日、同会議に真意を問う質問状を提出した。
議連が問題視しているのは、報告書の「七つの提言」の中、いじめや生徒、教員に対する暴力など問題行動を取る子どもへの適切な指導を学校にもとめるくだり。「その際、LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)による行動でないか等、問題行動の背景に十分注意する必要がある」としている。
尾辻氏は「障害児がいじめる側に回るとは考えられない。何をどう注意するのかさっぱり分からない」と主張。これに対し、同会議担当室事務局長の山谷えり子首相補佐官は「偏見を持たずに(その子どもに合った)支援をしましょうという趣旨」と説明した。
中日新聞1月30日朝刊
お前は何を言っているんだ(ミルコ略)
「障害児がいじめる側に回るとは考えられない。何をどう注意するのかさっぱり分からない」…これはひどい。
まあ、その発言もトリミングされてるのかもしれんが…それにしたってこんな質問状を出したってことは「暴力など問題行動を取る子ども」の指導をするときに発達障害を考慮に入れるなんてとんでもない!と言いたいんだろ?「発達障害の支援を考える議員連盟」が聞いてあきれる。
うまく周囲とコミュニケーションがとれなくって、いかんともしがたく「いじめてしまう」子、わかってもらえなさにとまどって衝動的に「手が出てしまう」子、そういう子どもたち(ホントは子どもに限らないのだけど)を切り捨てる気なんですかね。
問題児はただの「しつけのなってない奴」とみなせ、ってか。そりゃただのクソガキもいるだろーが、「LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)による行動でないか等、問題行動の背景に十分注意」してこそ適切な処置ができるのにそりゃないぜ。生きづらさに悩んで苦しんで僕は悪い子なんだ、っていう自己評価が染みついてしまう前に投薬やカウンセリングで救うことができるかもしれないのに。
のび太・ジャイアン症候群 - Wikipedia
のび太・ジャイアン症候群(のびたじゃいあんしょうこうぐん)は、いじめられっ子といじめっ子の典型例をさす言葉。司馬理英子の命名で、藤子・F・不二雄の漫画作品ドラえもんの登場人物、野比のび太とジャイアン(剛田武)に由来する。いじめっ子といじめられっ子を、心の病(※)として捕らえるのが特徴。
しかし、のび太とジャイアンの性格は、作品によって大きく変わっている場合が多く、その定義が難しい。例えば、通常連載のコミック版の多くでは、単純な「いじめの図式」である。映画版では、この「いじめの図式」に加えて、互いに認め合い、頼りあい、力を貸しあって困難に立ち向かう…という、友情が描かれている。
※心の病とは、あくまで引用元となる書籍における表現であり、実際にはADHD(注意欠陥・多動性障害)その他の発達障害は、脳や中枢神経に原因のある障害とされ、精神病ではない。
のび太・ジャイアン症候群―いじめっ子、いじめられっ子は同じ心の病が原因だった
- 作者: 司馬理英子
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 1997/04/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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安易に発達障害認定する風潮や、アメリカみたいにリタリンが簡単に手に入りすぎるようになることを憂慮するんならわかるしむしろ意義があるんですけど、「障害児がいじめる側に回るとは考えられない」とかナニを考えてるんだと。「障害」についてどんな認識を持っているんだと。コレは純粋に脳や神経の器質的な問題なのに。
未だ世間じゃ発達障害に対する認識は低くて困ったものです。
だよなー。俺だって、彼女いない暦イコール年齢なのは別にもてないからじゃなくて「恋愛できない脳」だからしかたがないんだ、っていってもなかなか理解されないもんな。まったく意識の低い連中だぜ。
- 作者: アンドルー・アバーバネル,阿尾正子
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2001/03/01
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だーかーらー、あんたみたいなご都合主義の自称メンヘラが正確な知識の普及の足を引っ張ってるって気づけよ!
……スミマセン本当はただの非モテです。
追記
http://www.asahi.com/national/update/0129/TKY200701290289.html
自民党の尾辻秀久元厚労相、公明党の福島豊衆院議員らは29日、政府の教育再生会議がまとめた第1次報告書について、「発達障害の子どもへの偏見を助長しかねない表現がある」として説明を求める公開質問状を、同会議の野依良治座長あてに提出した。尾辻氏らが問題にしているのは、報告書の「いじめている子どもや暴力をふるう子どもには厳しく対処する」という提言中で、「いじめがLD(学習障害)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、アスペルガー症候群や虐待による行動でないかなど、問題行動の背景に十分注意する必要がある」とした部分。
「報告書の中には、障害児教育について一切記述がないにもかかわらず、この部分でだけ発達障害について触れると、障害児がいじめの加害者になる可能性が高いと一般の人びとから誤解される」として、表現の訂正などを求めている。
対応した再生会議担当の山谷えり子首相補佐官は「表現は偏見に基づくものではなく、発達障害の子どもへの十分な配慮を求めたもの」として、訂正に応じるのは困難との考えを示した。
「障害児がいじめる側なんてありえない」と「この部分でだけ取り上げると誤解される」ではかなり印象が変わりますね。中日の記事だけでちょっと早まって批判しちゃったようです。ごめんなさい。
- 作者: 新井英樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/06/06
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制裁機関たる便所の楽書(らくがき)
さてここでついでに、あんまり関係ないけど、匿名の落書について初出大正六年のこんなテキストがあるよー、というのをひとつご紹介。筆者は宮武外骨です。
制裁機関たる便所の楽書(らくがき)
読売新聞に「雪隠道徳論」として左のごとく掲げていた。
田舎は知らず、このごろ都会では、板塀に相合傘の評判記、へまむし入道、また筆の汚れになるような、風葉の小説「女髪結」の楽書式が大分減ったのは喜ばしいが、慨かわしいことには便所の中の楽書は依然、糞尿と異臭を競っておる。これは町中の共同便所ばかりでなく、堂々たる宗教学校や特に驚くのは帝国大学の中にもなるようだ。往来のもののちょっと借用に参ったのかと思えば、苦々しいことには独逸語や英語交りでいかがわしい絵解などがある。こんなものがいつまでもあっては確かに日本文明の顔に泥だ。何とか当局者の注意がほしい。僕の愚案では便所をズッと大きくして上厠中には手の届かぬようにしたらどうだ。「小人閑居すれば不善をなす」で退屈まぎれの所業だろうから、手さえ届かねば用を便じた後にまでわざわざ残って書く奴もあるまい。それから落書が見付かったら壁をすぐに塗りかえることだ。経費はかかるがこれが度重なればきっと一般の良心も喚起する。父兄もまた自然に強く悪童を叱るようになろう。このほかに学校あたりの訓戒も必要なことはいうを待たぬ。とにかく、外人に見られても厭にならぬほどに一洗したいものだ。(長喟生)
と、なるほど一応はもっとものようだが、この害の方面だけを見て、利の方面を見ないいわゆるその一を知ってその二を知らぬ浅薄な議論といわねばならぬ。
といえば、便所の楽書は社会にドンナ利益があるかと言うだろう。しかり、大いにある。手近い例を挙げてみると、下宿屋や宿屋などの便所には、必ず待遇についての不平を洩らしてあるものだ。停車場の便所には駅員の行動に対する不平や悪罵を絶えず記してある。その他、学校の便所には教員に対する批評や賄い方の不平が列を作って認められている。しかもこれら楽書の多くはすこぶる皮肉に要領を得ているものだから、これを見聞きした宿屋の主人、下宿屋の女将、停車場の駅長、学校の監督者等に多大の反省を与えているのは、常に聞きおよぶところで、現に予が往年或る所の温泉宿に泊まった時、其家の便所に客の取り扱いに対する警告をすこぶる痛切な文言で記されてあったのを、女中の一人が認め、そっと主人に耳打ちしたので、翌日その便所の楽書は抹殺されるとともに客に対する取り扱い方が大層鄭重になって、その痛切な文言を認めた人の意思が首尾よく貫徹したのを実地見撃したこともある。かの新聞雑誌の発行されなかった旧幕時代において大いに流行した落首なるものは、一種深刻な風刺的滑稽をもってよく社会の反省を促し、時には或る事件の結末を左右したほどの勢力があったものだ。便所の楽書も、わずか一行あるいは数行の文字やもしくは一筆がきの戯画で、痛快に人を批評し、反省せしめる点は、実に落首と同じことである。どこの便所にでもよく見うける彼の尻の穴まがりしものは是非もなし、真直(まっすぐ)ならばまん中にせよ
という狂体一首などは、実に千古に伝うべき秀吟といわねばならぬ。それに便所の壁一面に、のしこし山を画いたり、あいあい傘のいたずら書きなどは、淫猥は淫猥だが、今日の新聞雑誌が「花嫁花婿」などと題し、新婚男女の肖像を並べるのと同一で、時には電光一閃、新聞探訪よりも、より速やかにその秘密を素破抜いて、アノ秘密がいつのまに知れたかと、その関係者をして反省せしめる効力に至っては、実に新聞雑誌以上といわねばならぬ。古来、物の考え事は、馬上、厠上、枕上といって便所は静止考案のために妙想を絞り出すべき第二の名所と定まっている。そもそも便所の楽書はジッと蹲踞って用を足しながら、冷静に考えて書き記すことであるから、その不平も、批評も、悪罵も決して常識を逸したものではない。いわゆる妙想を発揮した、痛快な、適切な、皮肉な、深刻な文言となるのは理の当然ではあるまいか。長喟生[右新聞記者]は前記雪隠道徳論において、「小人閑居して不善をなす」などといっているが、吾人は便所の楽書をもって、実に一種社会的制裁の機関として珍重すべきものと思っているのである。よってここに便所楽書奨励論を唱道し、世の情苦を訴うべき途なく、鞭撻すべき資格なく、警告すべき機関なき人々に、この便所の壁を利用して大いにその不平その遺恨その所思を発表せんことを勧告する。
(『つむじまがり』より)
- 作者: 宮武外骨,吉野孝雄
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1996/01/01
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あれあれ、どっかで聞いたことあるような話だな。
なかなか興味深かったので、せっかくだから資料として起こしてみました。
外骨一流のヒネリが入っているからすんなり受け入れるわけにはいかないけど、いろんな意味でニヤリとさせてくれる文章ですね。
見てるけど、べ、べつにねらーじゃないんだからねっ!
というわけでまたしても斎藤貴男先生のお話です。いい加減食傷気味で、さすがにもうそろそろ勘弁してくださいといった感じなのですが、ネタがあるのだから仕方がありません。だってなにしろ社民党がファイル「斎藤貴男候補 .exe」を実行するつもりらしいってんですから。
参議院選挙といえば、ジャーナリストの斎藤貴男氏が社民党の比例区から出馬する。比例1位は又市征治幹事長(現職)と決まっているが、斎藤氏は他の候補者3人に比べて知名度が高いから2位になる。
ちょ、それ、スペースの後ろあからさまに怪しい拡張子だろ!気づいてないのかよ!どうなっても知らんぞ。
社民党に二重スパイとして使ってやろうってぐらいの知恵が…あるわけないですよね。
社民\(^o^)/オワタ。いよいよリベラル全滅、俺たち負け組が現状肯定の貧弱な生をThere is No Alternative...とつぶやきながら消費してゆくだけの時代が近づいてきたな。やれやれ。
オーマイニュースの連載コラムが終わって、いったいどうしたんだろ、と思っていたらまさかこんな計画が進行していたとはね。工作活動はせめて言論の世界だけにしていただきたいものですよ。
そういやその連載コラムの最終回だけど、やたらおとなしい文章だよなぁ。なぜか急にですます体だし、「なってしまいかねないのです。」とか「なかったでしょうか。」とか腰が引けてるし。根拠レスの断言調で凄まじい!凄まじい!って絶叫してないと斎藤先生の文章を読んだ気がしないからヘンな気持ちだよ。ひょっとして、これがツンデレというやつか。
いやそれは違う…と思う。でもこのギャップ、リベラルを悪宣伝するいつもの文章がいかにツクリだったかってことがよくわかりますね。
連載は立候補に向けての仕込みが忙しくて降りたんだろうと思うが、オーマイニュースは鳥越俊太郎編集長辞任なんて話があるから、ひょっとしたら斎藤先生も刷新の名目で切られた可能性もあるな。体制御用ジャーナリストには暖簾を貸さん、ってか。
なぜか鈴木邦男先生も同時期に連載が終わってるからそうかもしれないですね。わたしがオーマイニュースで読んでたのって、あのお二人のコラムだけだったのに。残念。毒にも薬にもならないような連載陣は残ってるけど、正直もう見に行く気しないな。
ページビューがジリ貧になるのは間違いない。オーマイニュースの運営はなに考えてるんだか。鳥越俊太郎先生もなんで編集長辞任させるかなあ。引き止めろよ。どうせ後任ろくなのいないんでしょ?
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/900261.html
これなんか8割がた好意的なレスだしな。こんなに愛されている人いないよ。
まさにツンデレですね。
よくある匿名批判なんだけど、かわいいよな。やっぱり人徳だよこれは。
お医者さまでも草津の湯でも コイヘルペスはなおりゃせぬ
新年初更新。遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
めでたくねーよ。嫌味か。え、俺に対する嫌味かよ「おめでとう」ってよぉ〜!ああ俺はどうせどうせどうせどうせ……
急に食ってかかられても困ります。なに荒れてるんだか。
うるさい、おまえに俺の気持ちなんかわかるもんか。
ええ、「あけましておめでとうございます」なんて普通の挨拶にキレる人の気持ちなんかわかりません。「おめでとう」に罪はないよ。あんたがひとりでイライラしてるだけでしょ。
まあ、勝手に悪い意味にとってるといえば確かにそうだが…
そういえば、聞く側の意識の問題といえば、こんな話があるんですって。
日本魚類学会(松浦啓一会長)は、「バカジャコ」「イザリウオ」など差別的な言葉を含んだ魚の標準和名を改名する。
見聞きした人を精神的に傷つけたり、不快感を与えたりすることがある上、博物館や水族館などが別名への言い換えをバラバラに行う例も多く、混乱を解消すべきだと判断した。今月中に正式決定する。動植物や昆虫などにも差別語を含んだ標準和名が多いだけに、他学会にも影響を与えそうだ。
見聞きした人を精神的に傷つけたり、不快感を与えたりすることがある…ねぇ。まあ、差別語だなんだとつまんないことで文句つけられるのもなんだから、この際いっせいに変えて厄介ごとを片付けようってのはわからなくもないな。言葉狩り批判は簡単だけど、学者先生にもいろんな事情があるんだと思うよ。しかし、イザリウオもだめなのか…
えーと、ザリガニって確かイザリガニが縮まった名称だったと思うんですがそれはどうなるんですかねえ。"イ"が無いだけでお目こぼしなんて片手落ち…おっと失礼、整合性が取れないから、この動きが甲殻類学会にも及んだら面倒なことになりますよねえ。
「ザリガニ」はめちゃめちゃメジャーだから、比較的マイナーな「イザリウオ」みたいに、明日から「カエルアンコウ」に変更しまーす、なんて簡単にはいかないだろうな。でももし改称するなら「THE・リガニー」がいいと思うな。
ゲェー!わかりにくいキン肉マン2世ネタ!
まあそれはともかく、俺が変更してもらいたい和名といえば「鯉」だよ。「見聞きした人を精神的に傷つけたり、不快感を与えたりすることがある」名称ナンバーワンだからな!
あー…
「一時の気の迷いウオ」とかに変えてしまえばいいんだ!
…何があったかだいたい見当つきましたが…魚に当たらないでくださいよ。小さい男だなあ。だからいつもいつもダメなんですよ。
寒い時代だと思わんか?
うおおおおおお、仕事納めだぁ!やっほー!
なんですかそのテンション。あ、そういやこのブログでは報告忘れてたけど再就職したんですよね。ニート宣言してたくせに根性無しだなあ。
本気にするなよあんなもん。光合成して生きるわけにもいかないだろ?でもさ、今の仕事微増とはいえ前職よりもらえるし、ボーナスがちゃんと出るらしいし、3日以上の長期休暇が存在するし、雑費自己負担も無いし、ああ…幸せだ。
なんか幸せ噛み締めてますけど…それぐらいの待遇、正社員なら普通じゃない?
ぐぅ…確かに同年代では負けてる方だけど、もはや高望みはしねえよ。前の仕事はタイムカード切ってから残業して終電帰りが普通だった上に盆も正月も、ついでに将来性も無かったんだから。正社員で働けるだけ御の字よ。
わー奴隷根性だー。
いいだろー別に。てなわけで就職とかで色々あって随分このブログもサボっていたわけですが、もう2006年も終わりですねー。
前回のエントリ、3ヶ月も前ですやん。
斎藤貴男先生の話か。ああ、そんなのあったね。
この間にも斎藤先生は大活躍ですよ。大手出版社の雑誌や大新聞で「もの言えぬ時代だ!」と精力的に発言なさったり、オーマイニュースのコメント欄を取っ払ったり。
久しく見てなかったんだが、オーマイニュースもヤバイことになってるようだな。こんなときこそ先生がネット右翼を釣ってページビューを稼がなくっちゃ。せっかくのチャンスに何やってんのかね。
まあ、本心とは違うこと書いてるのに批判されるっていうのはキツかったんでしょうね。
うーん、最初は「釣れた釣れた」とほくそ笑んでても、さすがに疲れちゃったかもな。斎藤先生(フジサンケイ出身)のことを反動勢力がリベラル派に送り込んだトロイの木馬だって知らずに本気で反論している人ばかりだったからなあ。スルーされ続ける縦読み職人の気分みたいなものか。
でもそんなことでメゲてたら工作員失格ですよね。敵を騙すには味方から、という言葉もあるんだし、プロとして最後まできっちり演じないと。いや、もちろん右傾化を逆方向から煽り立てるのはやめて欲しいんだけど。
誰だって自分の仕事が嫌になる時はあるよ。仕方がない。だから少々は目をつぶってあげな。そんな中この記事はなかなかの力作だな。
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が7月にミサイルの発射実験を行って以降の日本社会の、あまり報道されない無惨が露(あら)わにされている。
それによれば、7月5日から同月31日までに朝鮮学校および教職員、生徒に対して行われた暴行、暴言、嫌がらせ等は合計121件。具体的には以下のような事例があったという。
<通学路で男が初等部(小学校)1年男子児童の頬を殴り、逃走した>(大阪)、<大宮駅構内の階段付近で、初等部3年女子児童のスカートにガムがつけられる>(埼玉)、<「朝鮮人を殺す!」「1週間以内に高校生5人を殺してやる!」「お前ら人間じゃねえ、動物だ、殺してやるからな」等の脅迫電話>(北海道)、<学校の代表アドレスに「外道朝鮮人死ね」「朝鮮人に対しても何をしても罪に問われないよう法改正すべきだな!!」「ミサイル発射、外道朝鮮人皆殺しキボンヌ」等のメールが届く>(西東京)、<ヘリコプターが学校上空を旋回し、時折ホバリング。生徒たちが怖がり、校長も危険を感じたので警察に通報したが、「ヘリの所有者を照会したが確認できず」の返答>(山口)等。
10月9日の核実験から同月31日までを取り出すと49件だった。
<休校中の学校の音楽室に不審者が忍び込み、チューバやトロンボーンなどの楽器約10点と楽譜が運動場に投棄された>(山口)、<学校付近の町内会の掲示板に、「核には制裁を。目には目を」の落書きがあった>(東京)、<大声で、「チョーセン帰れ!」等の暴言>(福岡)、<学校のホームページに「気持ち悪い」の書き込み>(福岡)等。
(中略)
ここまで醜悪(しゅうあく)な社会が、仮にも人間の世にあってよいものだろうか。在日朝鮮人への人権侵害を止めろと言っただけで罵倒(ばとう)や嘲笑(ちょうしょう)の嵐を浴びるに違いないこの国の日本の現実を承知の上で、あえて強調しないではいられない。恥を知ろう。金正日が憎ければ、どんな手段を用いても、彼本人を殺しに行けばよいではないか。どうして何の関係もない、しかも子どもや女性を襲うのだ。
これはひどい&すごい。
スカートにガムとか学校の備品破壊がミサイル発射への嫌がらせって…変質者や尾崎豊も差別者にされそうだな〜とか、今どきキボンヌなんて使う人いるんだぁ〜とか、一部のバカや卑怯者を見て全体をこの世のものとは思えないほど醜悪だと断じるその同じ理屈を任意の組織に当てはめたらどうなるの…とか「違いない」ってどういう推測なんだとか、普通はそういうところにツッコミ入れたくなるんだろうけど…
「金正日が憎ければ、どんな手段を用いても、彼本人を殺しに行けばよいではないか。」斎藤先生が一番書きたかったのはココですよね。金正日暗殺て。そんなことできるのゴルゴぐらいでしょ。
そうそうゴルゴ13…って、それは「さいとう・たかを」じゃねーか!
…斎藤貴男先生、完全に自分の名前を意識してネタを仕込んでますね。やるなあ。
人権や平和の価値を貶めるのもいい加減にしてくれよホント、っていつもなら思うんだろうけど、これはちょっとウケた。
ゴルゴ13 presents:世界情勢裏ナビ (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: ビッグコミック特別編集班,さいとうたかを,さいとう・プロ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/04/27
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赤い部屋はいかに改装されたか?
わたしもカテゴリー[狼少年]でたびたび取り上げてきた斎藤貴男先生が、オーマイニュースで大人気のようです。コメントの伸びが凄いですよ。
はいはいクマクマ。斎藤先生って存在自体が釣りなのにね。こんなやつ本当にいるわけないだろ 常識的に考えて…(AA略)
石原知事の支持者に言いたい。あなた方は本気でこの外道に共感しているのか。それはそれで自由だ。だとしたらしかし、もう人間であることをやめた方がいい。衷心から忠告させていただこう。
ゲンダイのこれなんか釣り針がモロ見えだし。
バカなことを書いて敵失を捏造するのが工作員の仕事とはいえ、もう少し趣向を凝らしていただきたいですね。最近のは陰謀と妄想のぶち上げ方があまりに粗雑すぎて芸になってないですから。MMRのクオリティーを見習ってほしいな。
とはいうものの、最近だと毎日新聞の「推理小説のセオリーに従えば」ってのはけっこう面白かった。「改憲潮流」ってのもジョジョ第二部っぽくてナイスだ。
でも、そうそう面白がってばかりもいられません。官製「腐れサヨク」を踊らせて大衆がリベラルな言論を嫌悪するように仕向けるという卑怯な計画は今この瞬間にも進行しているのですから。
そういえば、自らの国家や民族に固執する右翼系の若者が世界的に増えているという事実も、多少気になるところだが…もとい、斎藤先生のような右翼工作員の活躍を見てると、江戸川乱歩の「赤い部屋」っていう作品に出てくる、罪に問われない殺人法を語る男のことを思い出すよ。
或る日のことでした。私がある大通りを歩いていますと、向こうからその強情者の按摩がやってくるのに出会いました。彼は生意気にも杖を肩に担いで鼻唄を歌いながらヒョッコリヒョッコリと歩いています。ちょうどその町には、きのうから下水の工事がはじまっていて、往来の片側には深い穴が掘ってありましたが、彼は盲人のことで片側往来どめの立札など見えませんから、なんの気もつかず、その穴のすぐそばを呑気そうに歩いているのです。
それを見ますと、私はふと一つの妙案を思いつきました。そこで、
「やあN君」と按摩の名を呼びかけ……よく療治を頼んでお互いに知り合っていたのです……「ソラ危ないぞ、左へ寄った、左へ寄った」
とどなりました。それをわざと少し冗談らしい調子でやったのです。というのは、こういえば彼は日頃の性質から、きっとからかわれたのだと邪推して、左へは寄らないで、わざと右に寄るにちがいないと考えたからです。案の定、彼は、
「エヘヘヘ……ご冗談ばっかり」
などとこわいろめいた口返事をしながら、やにわに反対の右の方へ二た足三足寄ったものですから、たちまち下水工事の穴の中へ片足を踏み込んで、アッという間に、一丈もあるその底へ落ちこんでしまいました。私はさも驚いたふうを装って穴の縁へ賭けより、「うまく行ったかしら」と覗いて見ました。
彼はうち所でもわるかったのか、穴の底にぐったりと横たわって、穴のまわりに突き出ている鋭い石でも突いたのでしょう、一分刈りの頭に、赤黒い血がタラタラと流れているのです。それから、舌でも噛み切ったとみえて、口や鼻からも同じように出血しています。顔色はもうまっ青で、うなり声を出す元気さえありません。
こうして、この按摩は、でも数時間は虫の息で生きていましたが、ついに絶命してしまったのです。私の計画は見事に成功しました。誰が私を疑いましょう。私はこの按摩を日頃ひいきにしてよく呼んでいたくらいで、決して殺人の動機になるような恨みがあったわけではなく、それに、表面上は右に落とし穴のあるのを避けさせようとして、「左へよれ、左へよれ」と教えてやったわけなのですから、私の好意を認める人はあっても、その親切らしい言葉に、恐るべき殺意がこめられていたと想像する人があろうはずがないのです。
ああ、なんという恐ろしくも楽しい遊戯だったのでしょう。巧妙なトリックを考え出したときの、おそらく芸術家のそれにも匹敵する歓喜、そのトリックを実行するときのワクワクした緊張、そして目的を果たしたときの言い知れぬ満足、それにまた、私の犠牲になった男や女が、殺人者が目の前にいるとも知らず、血みどろになって狂い廻る断末魔の光景、最初のあいだ、それらが、どんなにまあ私を有頂天にしてくれたことでしょう。
- 作者: 江戸川乱歩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1960/12/27
- メディア: 文庫
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善意を装った殺人者、リベラルの皮をかぶった極右、どちらも絶対安全地帯から罠を仕掛けてほくそ笑んでるっていうのが許しがたいです。まるでキルバーンみたい。
まさに外道!というセリフがここまで似合う連中はそういませんよ。そんなわけで本日自民党新総裁に曽根しん、もとい安倍晋三先生が選出されたわけですが、安倍先生におかれましては今後は工作員を使った姑息な世論操作をせずに堂々直球勝負していただきたいな、と思いました。
○○ガイ*1を演じる権力の犬にわざと噛み付かせる、という手法はやっぱり健全じゃないですからね。そんなことをして深刻な問題から国民の目をそらしても一時的なものだし、いずれ言論をもてあそんだツケは必ずまわってくるのですから。