自民党派閥の裏金問題はついに岸田首相が渦中の安部派幹部に対する事情聴取を始めた。 その結果として岸田首相がいかなる結論を出すのか断定はできないが、党内の罰則規定に沿った処分、重くても党員資格の停止とか選挙時の非公認に終わるだろうと報道機関が報じている。 裏金問題は可視化された形で統治する者と統治される者がともに国民主権者であるという民主主義の矛盾した錯綜関係を如実に浮き彫りにしたと思う。だから、国民は信憑書類の提出を義務付けられる非統治者なのに国会議員は一定額の枠内であれば信憑書類は不要だとか納税義務まで回避できるとする統治者とは、同じ国民なのに理不尽だと怨嗟の声がSNS上などで盛り上がってい…