高市早苗首相の「世界の真ん中で咲き誇る日本」に『天風録251025』は思う▲山代巴の「この世界の片隅で」、置き去りにされていた原爆小頭症の人や家族、沖縄の被爆者たちの戦後20年に光を当てて世に問うた▲旧来の名著を思い出したのは、対照的な言い回し▲聞き覚えがあるフレーズだと思ったら、安倍晋三元首相が好んで使っていた言葉らしい▲そんな師へのオマージュなのだろうか。ならば、桜を見る会を巡る疑惑をはじめ歴代政権が「片隅」に追いやった問題にも目を向けてもらいたい▲山代は原爆被害者を訪ね、手記を集めて歩いた後、農村女性らの意識改革や人権の確立にも尽くした。社会の「片隅」で生きる人々を見捨てない政治がなされ…