私の好みの本であると言える。 トルコ現代史を丁寧に、詳しく解説してくれる。 1923年のトルコ共和国建国以来の出来事を説明している。 トルコ共和国に留学経験もある著者の想いが詰まっているような本だ。 重厚で読み応えがあり、なかなか良い本だったという感想だ。 現代トルコの政治家と言えば、アタチェルク、エルドアンが知られていると思われる。 そして何度もあった軍事クーデターや、オザル首相など話題も多い。 オザル首相は忘れられない人もいるだろう。 イラン・イラク戦争時、イラクが民間機を含めた飛行機を撃墜すると発表し、イラン在住の外国人が脱出を始めた。 だが、日本人は、軍用機は勿論、民間のチャーター機も…