カビをつけないのが荒節、カビをつけたのが枯節、なん度もつけたのが本枯節。古事記にすでにカツオ節の前身と見られる記述があるというから日本人とカツオのつきあいはながい。室町時代には武士が食していたそうだ。 *** 息子が顆粒だしの汁をのまない。どうやらグルメにしてしまったもよう。食育としては成功だが、家計的にはマイナス。しかし父はうれしい。 「みんなちがって、みんないい」、「もともと特別なオンリーワン」は、自分で気づくのはいいが、いわれて頷いているのにはある種の不注意さというか、罠めいたものを感じる。自分で修行してきて、どこかで気がつくのであって、それは挫折や諦めを伴うことも多い。分相応とともに知…