2045年。人々は平穏な日常を送っていた。 しかし、その裏では、人知れず異変が始まっていたのだ。 突如として不可解な超能力を発現する者が現れる。 テレパシー、念動力、予知能力…それらは、まるで異世界にいるような現象だった。 高校に通う、平凡な日常を送る|紅《くれない》あかりもまた、その一人だった。 ある日彼女は激しい頭痛に襲われ気を失ってしまう。 目を覚ますと周囲の音が異常に大きく聞こえ、他人の思考が頭の中に流れ込んできた。 混乱するあかりだったが、次第に自分がテレパシー能力を手に入れたことを悟る。 同じ頃、世界各地でも同様の現象が報告されていた。 人々は、突然現れた超能力者たちを恐れ「|没《…