フラワー公園の花壇脇には、往来に面してピラカンサがひと株植えられてある。実が赤く色づいてきた。それを鳩たちが、夢中でついばんでいる。七羽もいる。 立ち停まって眺めていると、一羽と眼が合ってしまった。気が散って迷惑だから、早くどっかへ行けと云っている。どやしつけられた気分だ。 今は鳩たちの時間帯なのだろう。私は知っている。早朝一番に飛来するのはヒヨドリたちだ。情け容赦もない。その代り彼らは、近くに人間がいることを極端に嫌う。往来に面したこんな場所の、しかも人の手が届くような低木には、よほど人通りのない時間にしか飛来しない。そこへ行くと、鳩たちは人間など相手と思ってやしない。 鳩の眼ぢからに追っぱ…