今日は「二十四五」を読んだ話をしていきます。亡くなってしまった叔母と、主人公にまつわる物語。「十七八より」「未熟な同感者」「最高の任務」に続く4作目で、大人になった主人公が弟の結婚式に参列するため仙台に向かうところからはじまります。 二十四五 作者:乗代雄介 講談社 Amazon いつもながらに、私はこの物語が読めていないと思います。読みながら気持ちがあっちこち行って、定まらない。あっちこちというけど、基本的にずっと叔母のことを考えている。そんな偏った見方のレビューなので、こんな人間もいるのか程度の気持ちで読んでください。(引け目ならレビューすんなと言う自分からの突っ込みがありましたが、感情が…