タイトルにつられて、乗代雄介作品を初めて読んだ。購入してから姓を「のりしろ」と読むと奥付をみて確認したくらいだ。なんせ講談社文庫はフィルムで包装されているのでその場で知ることはできない。スマホで検索するのも何だし、名前の読みよりはタイトルや内容が気になっていたし。先入観なしで読んだが表題作は、読書体験としても面白かった。同じく収録されている「未熟な同感者」はよくわからなかったので、後者の感想はどうしても薄くなる。 本物の読書家 (講談社文庫) 作者:乗代雄介 講談社 Amazon 茨城県の老人ホームに入ることになった大叔父を最寄りの高萩まで同行することになった主人公。大叔父は都内に一人暮らしを…