夕方に乾物のヒジキを戻していたら、ワレカラが2匹も見つかった。薄くてひょろっとしていて、想像よりもずっと大きい。この"遭遇"は、自分にとっては一大事件だ。 ja.wikipedia.org 子供の頃から図鑑では見ているし、水族館の標本などでも紹介される珍しくはない生き物だ。「海の生き物豆知識」のようなコラムでは、古今和歌集など古典でも「ワレカラ」と書かれていると載っている。そんな身近な生物だが、現物を手に取るのは初めてかもしれない。 もちろんヒジキに付着していたのだから、一度は茹でてあるし、そのあとに乾燥を経たものだ。しかし、かなり欠落はあれど、ひと目でワレカラとわかるかたちをしていた。 大手…