記紀において上、中、下や底、中、表などの位置関係がみられる。この3点の位置関係をテーマとしてスクナビコナやスミヨシにまつわる日本の古代の謎を解く手がかりを得たい。次の流れで紹介していく。 ・1.湯津石村(ユツイワムラ)・2.出雲の神原神社・3.三輪山・4.大神神社(おおみわじんじゃ)・5.住吉大社と住吉三神・6.宗像大社(むなかたたいしゃ)・7.宗像三女神・8.綿津見三神・9.住吉仲皇子(すみのえのなかつみこ)・10.ミソサザイとスクナビコナ・まとめ・参考:イワサクやネサクと旧約聖書との類似 まずは湯津石村とイワツツノオの神を追う。 ■1.湯津石村(ユツイワムラ)古事記ではイザナギが十拳(トツ…