労働安全衛生法に基づき、事業者は労働者の健康を守るため、定期的な健康診断を実施する義務があります。その中でも「特殊健康診断」は、特定の有害業務に従事する労働者に対して実施される重要な健康診断です。 この特殊健康診断の結果、労働基準監督署への提出が義務付けられていることをご存じでしょうか?今回は、提出が必要な理由や対象業務、注意点をわかりやすく解説します。 特殊健康診断とは? 特殊健康診断とは、有害な業務に従事する労働者の健康障害を未然に防ぐことを目的とした健康診断です。 対象となる業務は、有機溶剤、鉛、石綿、放射線など、身体に重大な影響を及ぼす危険性があるものです。 特殊健康診断の結果は監督署…