医学

先日、墓参の帰り、初めての蕎麦屋に入ったのだが、 天つゆが付いてなかった。 その蕎麦専門店より、てんやの方が良い。てんやはちゃんと、そばつゆと天つゆを別々に出してくれる（しかし、この漬物はいらないといつも思う）。 さてと、今度は卵の話になるが、つい10年ちょっと前くらいまでは、 「高脂血症の人は、コレステロールが高い卵、とりわけ、黄身を食べ控えるように」 と言われていた。エビやタコなんかも同様に食べ控えるように勧められていたので、美味しい寿司屋に入っても、それらのネタを泣く泣く残した人も多かったはず。 それが今の医学では、コレステロールは、口から摂取するより、肝臓で作られる量のほうが8～9割と…

遠隔専門 ごよし整体院 のイカラシです。リモートで診断し、リモートで施術しています。私は、「医学」という学問に疑問を感じています。一般的な認識は、こんな感じ。「医学または医科学とは、生体（人体）の構造や機能、疾病について研究し、疾病を診断・治療・予防する方法を開発する学問である。」「からだの不調について、人が研究を重ね、築き上げた学問」であり、そこに従事する医師も、看護師も、学者も身を粉にして頑張っている。と私も認識はしているのですが、始まりに何か悪いものを感じます。歴史（ヒストリー）の語源が、「his story」（権力者の物語）であるように、医学にも原点に誤りがあるように思えます。医学（メ…

コロナ感染症は5類化に伴い、一般の人には「見えない」ようになりましたが、今も流行期を繰り返しております。 ところで、感染症を起こすと体内では免疫反応が起こり異物排除の力が増します。このことから、もしかして感染中は免疫が高まってるからがんを抑えるんちゃうか？というのは昔からまことしやかに言われて来ました。 今回は、コロナ感染とがんについて面白い研究*1*2を学んでいきましょう。 はじめに 進行がんの治療に？ 単球とマクロファージ 特殊単球 将来の展望 はじめに 新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）は、変異が起こりやすいRNAウイルスの１つです。 つまり、その遺伝物質はDNAではなく、RNA…

「お弁当、温めますか？」 「はい、僕のハートも温めてください」（妄想乙） コンビニでお弁当を買うと、必ず聞かれるこのフレーズ。日本の”おもてなし”の心ですな～～ と呑気なことを言ってられないかもしれません(; ･`д･´) 今回は、「お弁当温めますか」のリスク*1について学んでいきましょう。 お弁当・お惣菜の頻度 加熱した容器 心筋の障害 別の容器に移し替えて まだ不明な部分も その他の研究 さいごに お弁当・お惣菜の頻度 中国の研究*2をご紹介します。この研究は2段階でなされています。 まず、1段階目は、3000人以上の中国人のお弁当・お惣菜などの使用頻度と心臓疾患の関連を調べました。 お弁…

熱中症は“病名”ではない？ 意外と知らない医学的な真実 毎年夏になるとニュースで耳にする「熱中症」。実はこれ、医学的には正式な病名ではないってご存じですか？ 🔍 熱中症とは“症状の総称” 「熱中症」は、高温・多湿な環境で体温調節がうまくできなくなったときに現れるさまざまな症状の総称です。つまり、医学的には「これが熱中症という病気です」と一言で定義することはできません。 💡 医学的にはどう分類される？ 医学の現場では、熱中症は次のように複数の状態に分類されます。 熱けいれん：水分は足りてるが、塩分不足で筋肉がけいれん 熱疲労：脱水で頭痛・倦怠感・吐き気などが起こる 熱射病：体温上昇＋意識障害（重…

高齢化社会では様々な病気が増えます。 その中でも、認知症は特にその象徴的なものとされます。 研究によると、「認知症は大昔はほとんどなかった」ようです*1。今回はこの辺、学んでいきましょう。 古代ギリシャ時代 古代ローマ時代 環境因子 チマネ族の脳 感染症も一因 さいごに 古代ギリシャ時代 今回出てくるのは南カリフォルニア大学の研究です。 2000〜2500年前の古代ギリシャ時代の人類の認知症はどうだったのか。 ヒポクラテスやその弟子らが記録した当時の医学書物を元に調査しました。 高齢者にありがちな、難聴やめまいなどについてはリストアップされていましたが、物忘れなどについては項目がありませんでし…

仏教とスパイス、一見関係がなさそうに思えますが、実は古代から深いつながりがあります。釈迦の時代には、食事は単なる栄養補給ではなく、心身を整える重要な行為とされていました。その中で、スパイスや薬味は消化を助け、病気を予防する役割を果たしていたのです。 また、仏教医学の伝統はアーユルヴェーダや漢方とも関係が深く、多くのスパイスが薬として用いられてきました。たとえば、ウコン（ターメリック）は抗炎症作用があり、ショウガは消化を促進することで知られています。