親鸞聖人の救いは「力」なのか「場所」なのか?『本願力』と『本願海』の決定的な違い 浄土真宗の教えに触れる時、私たちは「本願(Hongan)」という言葉を何度も耳にします。阿弥陀仏が私たちを救おうと誓った「願い」のことです。 しかし、親鸞聖人の著作や和讃(わさん)を注意深く読んでいくと、聖人がこの本願の働きを、大きく二つの異なるメタファー(譬喩:ひゆ)で使い分けていることに気づかされます。 それは、「本願力(Hongan-riki)」と「本願海(Hongan-kai)」です。 「力」と「海」。一見すると単なる言葉のあやのように思えるかもしれませんが、実はこの二つの使い分けには、私たちが「どう救わ…