当時、私の頭痛のタネは…そう、モリさんだった。アメリカ帰りで超・自己流、価値観は昭和と平成のミックスジュース。まるで“帰国子女版・浦島太郎”。話が通じない、方針も合わない、カナダC社との関係もギクシャク…。 内心、こう思っていた。「モリさん、どこか別の時空に帰ってくれないかなぁ…」 でも、悩んでいても時間は止まってくれない。当時の目標は、「貝類販売700トン越え」!その数字を目指して、私たちはとにかく突っ走っていた。 そんなある日、驚きの知らせが舞い込む。まさかの。総合職に昇進決定! え?大学、まだ卒業してませんけど!? でも、そこには時代の波もあった。時はまさに男女雇用機会均等法のうねりが社…