文京区本郷の東京大学には「赤門」と呼ばれる門があります。 東京大学そのものを「赤門」と俗称するほど大学のシンボルになっています。 しかし、この赤門はもともと大学のために建てられたわけではありません。 棟瓦に葵紋が打たれています。 赤門ができたのは文政10(1827)年、徳川幕府11代将軍家斉の息女溶姫の加賀前田藩の輿入れの時です。 東大の本郷キャンパスは、江戸時代に加賀藩の江戸藩邸だったのです。 www.betty0918.biz 江戸時代、将軍の息女が大名に嫁ぐ際、朱塗りの門を構える決まりがありました。 前田家は、加賀百万石の名で知られるとおり、大名の中でも群を抜く石高を持ち、将軍の娘を正室…