今朝のニュースで、カナダの流通大手クシュタールが、セブン&アイへの買収提案を取り下げたと知った。 7兆円。1株あたり2700円という、驚くほど高い金額だったらしい。 それでも、セブン&アイは首を縦に振らなかった。交渉も実らぬまま、カナダ側が「もういい」と手を引いたかたちだという。 その報せを見て――私は、なんだか静かに胸をなでおろしていた。 そんな反応をした自分に、少し驚いた。でも、たぶん理由ははっきりしている。 それは、セブン-イレブンがただの“会社”ではなく、どこかで自分の生活そのものだったから。 思い返せば、一番コンビニに通っていたのは若い頃。 1日3食、全部コンビニという時期もあった。…