筆者が保有する最古のデータ生成価格に関する資料 労働省の省令がキーパンチャーの腱鞘炎防止策として定めた「1時間当たり許容キータッチ数の上限は4,000回」は、公的な規制という以外に「1時間当たり4,000タッチが標準」という意味を持つようになりしました。電子計算機のユーザーもデータ生成サービス事業者(当時の呼称は「パンチセンター」)も、1時間4,000タッチをベースに労務管理を行い、報酬(給与や価格)を決めて行くことになったのです。 1タッチ当たり単価に4,000を乗じて時間単価を出し、時間単価に所用時間数を乗じた額を請求する成果報酬型であれば、データ生成サービス事業者にとって大きな不満はなか…