各種文芸作品に対して与えられる賞。代表的なものでは、芥川賞(純文学短編)、直木賞(大衆・中間文学)、H氏賞(現代詩)など。 発表済みの作品に対して与えられるものと、未発表作品を公募して選考するものの二種類がある。芥川賞、直木賞は前者、メフィスト賞、日本ファンタジーノベル大賞は後者。
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2021年 本屋大賞受賞予想の3つの視点〜まとめ 2021年の読書の大イベント、本屋大賞2021の発表が4月14日に迫っています。2021年の本屋大賞予想は、昨年予想に使った「本屋大賞の3つの視点」をさらに詳しく採点し、上位3作品を予想させていただきますね。 2021年 本屋大賞受賞予想の3つの視点〜まとめ 本屋大賞の3つの視点〜面白さ・売りたさ・おすすめ 「面白さ」〜作家さんや作品の人気 「売りたさ」〜読者層の広さ 「おすすめ」〜リアルな世界観 レビュー数と話題性(文学賞)で決める Amazonのレビュー数 レビュー数で3段階の☆ 読者層の広さ 登場人物の年代は読者層の広さ 登場人物の年代(…
いわゆる「純文学」というジャンル いわゆる「純文学」という、なんというか独特の、ある一定の形式と雰囲気を持った伝統的な小説のジャンルが現代日本にはあるわけですが、そしてここでの「純文学」というのは広い意味のそれではなくけっこう狭い意味のもので、まあ言ってみれば「制度的に芥川賞の候補になるタイプの小説」のことなわけですが、そのような「純文学」を読むことには、ある種のスポーツ観戦的な、あるいはポップソングを聴くような楽しみがあります。 皆が同じくらいの長さの、なんとなく同じようなフォーマットの枠内で、それぞれ実験性や意外性やテーマ性を競い合うのを見る、という面白さですね。 そしてある面でこのジャン…
第168回芥川賞・直木賞の候補作 読書コラム 第168回 芥川賞・直木賞が2023年1月19日に発表されます。小説好きの方には、ファンの作家さんの受賞が待ち遠しい方もいらっしゃるのでは?今年の受賞予想をさせていただく前に、第168回芥川賞・直木賞ノミネート作品を簡単に紹介させていただきますね。 第168回芥川賞・直木賞の候補作 第168回芥川龍之介賞候補の5作品 第168回直木三十五賞候補の5作品 『地図と拳』小川哲 『光のとこにいてね』一穂ミチ 『しろがねの葉』千早茜 『汝、星のごとく』凪良ゆう 『クロコダイル・ティアーズ』雫井脩介 今年の予想は第168回直木賞 芥川賞と直木賞にまつわるお話…
【中古】 文学賞メッタ斬り! / 大森 望, 豊崎 由美 / 筑摩書房 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】価格: 328 円楽天で詳細を見る カウンターにいたら 「今年の吉川英治文学賞の受賞作を予約したい」と 言われた。知らない。ピンチだ。 この業務端末はインターネットが使えない。 隣にいるキューちゃんに助けを求めようと 視線を送るがそらした!💢 書誌検索で引っかからないかなと思ったが 今年受賞って第何回なのよ⁇と固まる。 裏から来たリーダーが ヒラっと検索メモをキーボードに置いて 去っていった。 きっとこれが正解なんだろう。 第56回吉川英治文学賞 『京極夏彦 遠巷説百物語』『中島京…
第三回文芸思潮新人賞 入選 11月半ば頃、他の人の「受賞通知届いた」ツイートを発見して、ドキドキ待ってても来なかったんで、落選したーと思ってたら、昨日(12月16日)に入選のお知らせが届いた。 最優秀賞、優秀賞、奨励賞、佳作、入選んんん 正直、嬉しいより悔しいが強い。 おそらく雑誌にも載らないいいいぃ。 とはいいつつも、2018年に書いた「某の欲望」が成仏できてよかった。 当時読んだ「ベストセラーコード」の感情曲線を参考に書いた。 ストーリーとか関係なく、テキスト・マイニングして、ポジティブ単語(+)とネガティブ単語(-)で、曲線グラフ化するとベストセラーの共通項が出てくるっていう。 物語の起…
2010年のすばる文学賞受賞作。ひょんなことから手に取り、一気呵成に読んでしまいました。いやー、飽きさせないですね。 すごいです。 私の下手な絵です…。本書に出てくるアイテムです♪ トロンプルイユって? 作者 米田夕歌里さん 表紙の絵 多田玲子さん すばる文学賞 トロンプルイユって? 私は読み終えてから、「トロンプルイユってなんぞや?」と調べたわけですが…。簡単にまとめると、 トロンプルイユ…「騙し絵」。人の目の錯覚を利用したもの。 シュルレアリスムや、アメリカにおけるスーパーリアリズムの作品に見られる。元はフランス語。 なんだそうです。なるほどこちらの画像見たことありますね。 著作権者:Fe…
三大・渋い文学賞(個人的印象です) 芥川・直木以外にも文学賞はいろいろ(本当にいろいろ……)ありますが、谷崎潤一郎賞・泉鏡花文学賞・川端康成文学賞の三つは、個人的に「あまり目立たない賞だけど、いつも面白そうな小説が受賞しているなあ」という渋い賞という印象があります。(最初から失礼な物言いで申し訳ないのですが……) また全体的に、新人賞ではなくある程度のキャリアのある作家に与えられる賞という感じもしますね。(厳密にそういうわけではないです) 今回は自分用メモも兼ねて、とりあえず2010年以降のこの3賞の受賞作をリストアップしてみました。 谷崎潤一郎賞 中央公論新社主催 選考委員:2010年から …
第167回直木三十五賞は『夜に星を放つ』窪美澄さんが受賞 第167回芥川龍之介賞・直木三十五賞が発表され、芥川賞は高瀬隼子さんの『おいしいごはんが食べられますように』、直木賞には窪美澄さんの『夜に星を放つ』が受賞されました。 第167回直木三十五賞は『夜に星を放つ』窪美澄さんが受賞 『ふがいない僕は空を見た』が人気の窪美澄さん 今回は受賞予想の更新を…… 『ふがいない僕は空を見た』が人気の窪美澄さん 第167回直木賞を受賞された窪美澄さんは、2010年の本屋大賞にノミネートされた『ふがいない僕は空を見た』が人気の作家さんです。 今回は受賞予想の更新を…… 今回は、受賞予想を忘れてしまった花水由…
先日、友人とファミレスでだらだらとしていて、文学賞の話題になった。 Q:芥川賞と直木賞。いったい何が違うの? A:芥川賞は純文学に、直木賞は大衆文学にそれぞれ与えられる賞。 Q:では、純文学と大衆文学ってどこが違うの? A:純文学とは純粋な芸術性を目的として創作される文芸作品。 Q:では、芸術って何? A:美を創作表現する活動。また、その作品。 と、スマホの力を借りながら何とかたどり着いた。では、最後に「美」ってなんだ?と、ここまで来て肝心のスマホも抽象的な答えしか返さない。我々は行き詰ってしまった。 帰りの車中で、私は自らに問うた。まず、「美」とは何かと。次に、はたして俺の書く文章に「美」は…
創元SF短編賞、一次もかすってなかったわw 題材が古かったのかもしれんが、とりあえず読み通すことはできるレベルだとは思ったんだけどなあ。 なんちゅーか、熱意がないまま、適当にこなす感じで書いちゃうと、それなりにしからならねーんだろうねえ。 今までの例からして、残るのはちゃんとその世界にのめりこまないと、上っ面を撫ぜるだけのもんにしかならなん。 まあ、次に出すのは本気でのめりこめるようなものを書きたい、書かなければ、書こう! どーせ駄目とか考えてると結局、ろくなことにならん。そう思うのは終わった後。
先日、キャリアコンサルティングのスクーリングの中で、 「自分のお気に入りの映画や本」を共有する場面があったんですが、 私は、映画としてはミッションインポッシブルや007、本は村上春樹と答えました。 これはサビカスが提唱している「キャリア構成理論」の一部である「キャリア構築インタビュー」という手法で、お気に入りの映画や本は、「自分が今置かれている状況や将来の可能性」という意味合いがあるのだそうです。(なんだか心理テストみたいだけど) そういった意味合いを踏まえて私の答えを見ると、 ミッションインポッシブルや007・・・トムクルーズ(イーサンハント)やジェームスボンド(特に最近の作品)といった命懸…
アローンの休日。このような朝を迎える人は多いのではないだろうか。 (最強伝説 黒沢 1 [ 福本伸行 ]) この最強伝説黒沢の主人公、44歳独身の黒沢のように。自分も土曜日、こんな朝を迎えていた。「何もやることねぇなぁ」と。いや、自分は自営だから仕事しようと思えば出来るけど。まあでも月曜から金曜まで、まあまあ働いたし。今日は仕事はしたくない…でも暇だな…という休日。やることないので「駅からハイキング」というのに行ってみることにした。 myfuna.netというわけで、南船橋駅へ。10時から12時までの間に行かないと、ハイキングルートの地図を貰えないからな。何とかギリギリ12時前に南船橋駅に到着…
眼鏡堂書店の蔵書より、独断と偏見に塗れた”もっと読まれてもいい本”を紹介しつつ、全力でニッチな方向へとダッシュする【眼鏡堂書店の本棚】。 今回紹介するのは、澁澤龍彦の小説『高丘親王航海記』です。 高丘親王航海記/澁澤龍彦 澁澤龍彦は昭和3年東京生まれ。小説家のほかに、エッセイスト、フランス文学を中心とした翻訳家としても知られています。なかでも有名なのは、マルキ・ド・サドの『悪徳の栄え』の翻訳。この作品が猥褻文書に当たるとして10年にわたる裁判(サド裁判)となりました。その後連作短編集『唐草物語』で泉鏡花賞を、本作『高丘親王航海記』で読売文学賞を受賞。昭和58年に死去。 一般的な文脈では有名でな…
文芸作品に贈られる文学賞は数多くありますが、中でもやはり芥川賞と直木賞は格別のものでしょう。 選考の発表があるとテレビニュースや新聞記事にもなり、受賞者についても報道されることが多いようです。 著者の高橋さんは文藝春秋に入社後すぐからこれら賞に関わり様々な仕事をされてきました。 やはり権威ある文学賞ということで、候補となる人たちもかなり思い入れの強い場合もあり、様々な人間劇が繰り広げられたようです。 その中から、おそらく書いても差し支えないものを選んで?書かれた本です。 受賞者を決める最終審査は委嘱した審査員が行うのですが、それに掛ける予備審査は社内選考委員会で選ぶそうです。 それが決定した時…
金木犀は枝を折って持ち帰っても香りがしない。これは農家を営んでいる田舎の親戚が言っていた事なのでおそらくは本当だろう。百合のように香りとルックスの二刀流でもないし。だから他人様の庭木を折るような罪を犯すなという事でもある。西瓜泥棒とかね。 では文学や歌謡曲で「香る金木犀はあるのか」というと、文学賞の応募作の下読み歴数十年のベテランさんが「この世界の不文律は、読んでいない本の評価はできない。ということ」と言っていた。やつれはてているとはいえ、そこが文学者の意地・矜持ですよね。つまり「引用した断片がいい香りがするかどうかは、読んで引用した人自身の魂に根差しているかどうか」なのである。片仮名で「リス…
『仮面ライダードライブ』第12話「白い仮面ライダーはどこから来たのか」は、仮面ライダーシリーズ屈指の神回だと私は評価している。 この12話では2号ライダーである「仮面ライダーマッハ」が正式にTVでお披露目され、物語の新章が始動する。さらにこの12話は、映像作品としての芸術点が恐ろしく高いと私は主張したい。なぜならこの12話は安部公房の『箱男』の影響をほぼ確実に受けており、世界文学の片鱗を感じさせる回だからだ。 (以下、『ドライブ』12話のネタバレが多大に含まれています)
「知らなくてはならないことを、知らないで過ごしてしまうような勇気のない人間に、 わたしはなりたくありません。そんなひきょうな人間になりたくありませ ん」 灰谷健次郎の『太陽の子』を読みました。 1978年の出版なので今から約50年近く前の作品ですね。 ですが、なぜかしら見覚えのあるタイトル・著者名に感じます。 ちなみに僕、本作は(内容までは知らないにしても)誰もが一度は耳にしたことがある有名な作品というイメージがあって、芥川賞か何かの文学賞を受賞した作品なのだと思い込んでいたのですが、全くそんなわけでもないのですね。 にも関わらず、多くの人々がきっと題名ぐらいは見た事がある作品となると、いろい…
文化庁、公益社団法人日本劇団協議会主催(文学座)『 黒い湖のほとりで 』 Am Schwarzen See( デーア・ローアー作) @池袋シアターグリーン BOX in BOX デーア・ローアーは日本でも近年その作品が注目されているドイツの女性劇作家。実は2018年に来日した際に行われたトークショーは聞いており、以前から気にはなっていたのだが、実際に作品を目にするのは初めてである。2012年、ベルリン・ドイツ座、アンドレアス・クリーゲンブルク演出で初演。日本では2015年に関西の演劇プロデュースユニットのエレベーター企画が外輪能隆演出により初演している。 ベルリン芸術大学のシナリオ・ライティン…
1月24日になりました(^^) PICTURE:SPECIAL THANKS マルベル堂 父ちゃんが愛するわが子4人に伝えたいことを綴ってます。 今日、4人に伝えたい言葉は… バーナード・ショー “有能な者は行動するが、無能な者は講釈ばかりする”。 バーナード・ショーは…アイルランド出身の文学者、小説家、劇作家、評論家、ジャーナリスト、政治家。 素晴らしいですねぇ(^^) 色んな事にチャレンジし、1925年にノーベル文学賞を受賞したり他にも…それぞれのジャンルで成功した方です(^^) 人ってどうしてもジャンルやカテゴリーに縛られがちですが、そんなの実はどうでも良くて…自分にとってやるべきこと、…
あなたは、ふと、誰かの手料理が恋しくなることはありませんか? わたしは母の作るお雑煮を毎年楽しみにしています。 母は海に面した地域の出身で、母が作るお雑煮には、かまぼことほうれん草とにんじん、大根、それから牡蠣、もちろんおもちが入っています。 正直牡蠣は苦手なのだけど、お雑煮には牡蠣が入ってないと違う、うちのお雑煮じゃないとさえ思ってしまいます。 母も歳をとってきたいま、お雑煮の作り方だけは、ちゃんと聞いておきたい。 こんにちは、「夢と読書 一期一会BOOKS」の萌菜花です。 本日ご紹介する本は『彼女のこんだて帖』です。 角田光代先生といえば、かなり前に小豆島で買った『八日目の蝉』を読んだこと…
おはようございます。 土日はゆとりのある午前中にゆっくりブログを読んで、書くのが好きです。朝一番だから書くこともそんなにないんですけど。 炊飯チャレンジは続いています。今週は毎日家で夕飯を食べられました。ご飯だけ炊いておけば恋人が帰ってきてささっと一品作ってくれます。最初は無理して私が作っていたのですが、恋人は自分が食べたいものを食べたいし、料理がリフレッシュになるんだと言ってやってくれます。実際に楽しそうに料理しているようなので任せることにしました。洗い物は嫌いなので私がやります。 昨日はたまたま小さな文学賞を見つけて、短編だし書けるかも、と思ったら考えが止まらなくなってしまいました。興奮す…
2023年1月28日から、第3回みんなのつぶやき文学賞の投票が始まりました。 この賞は、読者のみなさんが、2022年に刊行された国内の新作小説、海外の初訳小説(文庫化や復刊は除く)から、もっとも面白いと思った作品を選んで投票しあうというものです。 投票はTwitterから行います。投票期間は、2023年2月5日の23:59まで。下記リンク先をご覧の上、気軽に投票くださいませ。また、まわりにいる小説が好きな人に、この賞についてお伝えいただけると幸いです。 第3回みんなのつぶやき文学賞 、投票期間が始まりした。さっそく沢山の投票をありがとうございます!著者名『書名』(出版社)部門別ハッシュタグとい…
2022年の紙と電子を合算した出版市場、前年比2.6%減の1兆6,305億円:全国出版協会・出版科学研究所の調査 https://current.ndl.go.jp/car/171560 新聞の総発行部数は3084万部 1年で218万部減 新聞協会調査 https://www.bunkanews.jp/article/313251/ 出版取次協会 大寒波の影響に伴う出版物の配送状況を公表 https://www.bunkanews.jp/article/314063/ 八重洲本店フィナーレ・イベント開催のお知らせ https://www.yaesu-book.co.jp/topics/2378…
2023年1月13日、小高伝道書で催された「自由人の集い」で一時間半にわたり講演をしてきました。僕は小高教会幼稚園の卒園生です。講演の内容を、講演原稿を基に再録しました。 自由人の集い ただいまご紹介をいただきました志賀泉と申します。 今日は暖かい夜でなによりでした。お集まりいただきありがとうございます。 よろしくお願いします。 僕は神奈川県の川崎市に住んでいますが、年に数回は小高(南相馬市小高区)に帰ってきます。帰るたび、いい町になったなあ、人は少ないけど、小高をいい町にしようという人の気持ち、元からの住民も、移住してきた人も、いっしょに町を盛り上げようとする気概が、歩いているだけで伝わって…
「京都キタ短編文学賞」をご存じですか? 京都市北区船岡山エリアを舞台にした小説『京都船岡山アストロロジー』2巻(望月麻衣著/講談社文庫)が令和4年7月15日に発売されることを記念し,京都市北区の魅力が伝わり,思わず北区を訪れたくなるような短編小説作品を募集します。 初めて小説を書く方からプロを目指す方まで,どなたでもご応募いただけます。 「初めて小説を書く方からプロを目指す方まで,どなたでもご応募いただけます」という事で無謀にも挑戦する事にして、小説のテーマにしたのが「深泥池」でした。「深泥池」はこちらのブログでも書いております。「深泥池」から「上賀茂神社」、「太田神社」も取り上げて書いたので…