タイトル通り、買った。ゴリゴリのアナログ派で、紙の手帳をこよなく愛している人間がデジタルノートに手を出した。 元はといえば、紙の手帳に絵を描いていたのを母親が見て、「描いたものをSNSとかに上げてみたら?」と言い始めたのが始まりだった。大した上手くもない絵を大衆の目に触れさせるのが忍びない、ただの趣味でやっていることだからひっそりと自分だけが楽しければいいと思っていた自分にとって、なんだかそれは酷く恐ろしいような、思い上がりのような、なんともいえない複雑な気持ちを生み出した。母親の真意は、もっと自由にのびのびと生きて色々なことをしなさいということだったが。 そんなこんなで散々悩みながら、豚もお…