たくさんのメモがある。一応読める程度に書かれたメモだ。誰かのひとことだったり、読書した感想だったり、頭の中で繰り返す言葉だったり。言葉であることには違いない。これについて何か書いてどこかに出そうとかではなく、いつか自分が弱ったときに思い返すためのメモだ。自分が立ち直るためのメモだ。自分を気分良くするため、いい感じに扱うためのもの。食べて、寝て、日差しを浴びて、運動して、好きなことをじっくりやって。それでも気が晴れないときは、そのメモを読み返すのだ。 自分というのはずっと変わらずにテンション高く生きられるわけでもなく。急に高くなったら、急に下がることもある。とくにこんな時期、人とべったり過ごして…