本の紹介文、ブック・レビュー。 通常はいわゆる新刊本について行われることが多く、読者の書籍選びにあたって参考に供する意味を持つ。
ニッポンの書評 (光文社新書)
関連リンク 書評 - Wikipedia 好書好日|Good Life With Books http://www.yomiuri.co.jp/book/review/ 書評サイト-本スキ。 ビジネス書の書評・要約まとめサイト bookvinegar-ブックビネガー HONZ - 読みたい本が、きっと見つかる!
「第1回メンタル本大賞2021」において、大賞を受賞した一冊。 まずタイトルが惹きつけられるし、絵が可愛い。表紙の四コマがこの本の言いたいことをすべて凝縮してくれているような内容。(ゆえに、中身はこの表紙ほどのインパクトはなかったなという印象…(;^ω^)) 本書は4部構成になっていて、 1.SNSのモヤモヤ 2.人間関係のモヤモヤ 3.職場のモヤモヤ 4.自分のモヤモヤ に分かれています。 私自身、子供時代~高校生くらいまではわりと人の顔色伺って人に合わせて生活していたんだけど、ある時八方美人やお人よしな故に「猫目には何を言っても怒らない」というキャラ(今でいういじられキャラ)になってしまっ…
www.bing.com さて、ドラマがやっている、ということで、前回に引き続き ばらかもん 5巻 を読んでみました。 ばらかもん 5巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE) 作者:ヨシノサツキ スクウェア・エニックス Amazon 1巻の記事はコチラ↓ www.fijifiji.site 今回は、主人公半田清舟がインスピレーションを感じたシーンについて書いていきたいと思います。 漫画全体のあらすじ 主人公・半田清舟の紹介 島民たちとの出会い 書道家としての成長 都会と島を行き来する日々 感想:田舎は確かに暗い ばらかもん 5巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE) 作者:ヨシ…
メインブログ(管理職おすすめの仕事に役立つ本100冊+)では、基本的に読んだ順・再読した順に投稿しています。 ブログ開始から一定期間経過し、100冊超がストックされてきたので、体系別に分類し、メインに合わせて随時更新していきます。 冒頭の目次から、気になる項目を選んで、それぞれの本の説明をお読みいただければと思います。買って読みたい本、実際の仕事に役立つ本が見つかれば幸いです。 ランキング参加中読書ランキング参加中知識ランキング参加中書評 Ⅰ.世代別 (1)社会人初期 (2)社会人中堅 (3)管理職1年目 Ⅱ.目的・シチュエーション別 (1)社会人の基礎 1.文章力を鍛える 2.思考法を鍛える…
今は亡き瀧本さんが序文を書いているピーター・ティールのZero to Oneを読みました。瀧本さんの貴重な文章が読めると思うと懐かしく、また新しい文章が読めないと思うと命の儚さを感じます。瀧本さんがどんな紹介も受けないというポリシーがあったようですが、ピーター・ティールの本の日本語版を先に読むことができるという誘惑に負け書いてしまうという気持ちがアラン・ブルームの引用とともに書かれており、高揚が感じ取れます。 ピーター・ティールは多くのペイパルを成功させたメンバーであり、ebeyへの売却により多額の利益を得た後にベンチャー企業に投資するVCに属し、また政治的にも多くの影響力を持ちその思想や発言…
最近スキンケアにはまっている、という話をするとたいていの人はなぜか半笑いになる。どうも私がスキンケアに取り組んでそうなイメージが全くないらしい。「何を目指してるの?」とか言われることもあるが、ただただ肌の調子がいいとテンションが上がるので、スキンケアをしているだけである。 いや、男もスキンケアさせてくれよ。最近はそう思うことが増えてきた。スキンケアの効果だったり、オススメの方法だったり、そもそもなぜスキンケアにはまったのかということを書いていく。 メンズスキンケアのどこがいいか もう一度書こう。スキンケアをしているとテンションが上がる(逆に言うと肌荒れがあるとテンションが下がる)。だから私は、…
服飾が好きだ。自分自身はセンスが皆無だし、そもそも自分がいい服を着るのは技術と時間を尽くした高級なソースを屑肉にかけるようなものだと感じてしまうので、もっぱらユニクロのマネキンと同じような格好をしているのだけれど、生地とか、パターンとか、服飾にまつわる歴史を知るのは楽しい。 本書のタイトルにある「モード」とは、もとはフランス語の「mode=流行」という意味で、ハイブランドが発表した目新しいデザインや服飾のトレンドを指す。 著者である中野香織氏は服飾史家ということなので、服飾流行の文化史に関する本かな?と手に取ったが、いい意味で裏切られることとなった。 本書は服飾うんちくが無限に収集できる、服飾…
「自分の言葉で、自分の好きなものを語る──それによって、自分が自分に対して信頼できる「好き」をつくることができる」 「なんのために『推し』を言語化するの?」という章に出てくる一文であり、そのものずばり「なんのために言語化するのか」という問いに対する答えとして書かれている。 この本は基本的には口語調寄りの平易な文章で、もったいぶった格調高い言い回しなどはほとんど出てこない(あまりに口語に寄っているのでかえってクセを感じるほどである)。体裁から見ても、縦書き本にはやや珍しい、数行に一回空行を挟むといういわゆる横書き縦スクロールのブログに多い形式で、いかにすらすらと気持ちよく読み進められるかが全体を…
毎週日曜日は、この一週間(9/18~9/24)に週刊誌などの書評に取り上げられた旬の本を紹介しています。書評内容については各誌・HPをご覧ください。 今週の書評本 *表示凡例◆掲載された媒体: 発行号数 掲載冊数書籍タイトル 著者 出版社 税込価格 書評掲載回数(2回以上のもの) ◆サンデー毎日 (今週号は休刊) ◆女性自身 (今週号は休刊) ◆女性セブン「セブンズライブラリー」: 10/5 号 4 冊教養としての歴史小説 今村翔吾 ダイヤモンド社 1,760十戒 夕木春央 講談社 1,815 ④サキの忘れ物 津村記久子 新潮文庫 649シン・男がつらいよ 右肩下がりの時代の男性受難 奥田祥子…
かつて戦前日本の密偵としてラマ僧になりすまし、内蒙古からチベットを放浪してその顛末を「秘境西域八年の潜行」という著書に著した西川一三の旅の記録であり、評伝ノンフィクションでもある。西川は日本の敗戦後もそのまま大陸に残り、ラマ僧に扮したまま放浪を続けるのだ。 西川の旅に興味を示した著者は、日本に復帰した後は実直な会社経営者として生きている西川にインタビューしているが、それも中途半端なままで終了し、西川の死後に再度関心を持ち始めたという経緯だ。 もともとは満州鉄道の社員だった西川だが、思うところあって退社し、興亜義塾という教育機関で学ぶ。途中で退学となるも、密偵となることを志し、様々な方面に働きか…
1.はじめに 2.内容 (1)リーダーの一番大切な仕事 (2)共鳴型リーダーと不協和型リーダー (3)EQとリーダーシップ ①自己認識 ②自己管理 ③社会認識 ④人間管理の関係 (4)前向きなリーダーシップ・スタイル ①ビジョン型リーダーシップ ②コーチ型リーダーシップ ③関係重視型リーダーシップ ④民主型リーダーシップ (5)危険なリーダーシップ・スタイル ⑤ペースセッター型リーダーシップ ⑥強制型リーダーシップ (6)EQリーダーを作る5つの発見 (7)EQリーダーへの出発点 (8)集団のEQをどう高めるか (9)組織の現実、組織の理想 (10)進化し続ける組織 3.教訓 EQリーダーシッ…
先日PIVOTでOktaのCEOが出て日本市場への意向を強く感じられます。あまり詳しく無いのですが、Oktaは企業向けのSaaS企業であり、パスワード管理などをしてくれ覚えておかなくてよいようなもの、セキュリティ関連のソフトウェアと認識しています。 www.youtube.com Oktaのトレンドレポートは内容も面白く資料構成も美しくアップデートを楽しみにしています。 www.okta.com Zero to IPOの書籍サイトにあるポッドキャストも面白いです。 www.zerotoipopodcast.com IPOまでの道のりを赤裸々に記しているZero to IPO。度々資金ショートの…
・ミスなしムダなし! " data-en-clipboard="true">どうも管理人のポポリッチです。 本書は仕事術。 テンパリくん テンパリちゃん。 解説を受けながらの書籍です。 人間テンパルことはあると思います。 そういうときに役立つはずです。 書名:「ミスなし、ムダなし、残業なし」に変わる! 「テンパリさん」の仕事術 著者:鈴木真理子 出版社:青春出版社 出版年:2023年7月21日 ページ数:192ページ " data-en-clipboard="true">絶対にテンパらない人は何をしているのか? あなたはどのテンパリタイプですか? 自分のテンパリ具合が分かる本書を書評していきま…
シティーハンター 1巻 作者:北条司 コアミックス Amazon 「シティハンター」全35 北条司(著) あらすじ 『Get Wild』が流れるとテンション上がる! まとめ こんな人にオススメ こんにちは、ちわぷ〜です! 夏から続いた過酷な繁忙期がついに終わりを告げました( ^∀^) 今回は本当にガンバりました! 何やかんやで10月末までは色々と仕事が立て込んでますが、 夏に比べれば時間が取れそうですので、読みたくても読めなかった長編小説、 楽天スーパーセールで衝動買いしてしまった「なつもん」 などなど、束の間の遅すぎる夏休みを謳歌したいと思ってます! そんな中、夏にやれず仕舞いだった事の一つ…
長男の学園祭へちょっとだけ行ってきました。 そして顔見知りの部活のお母さまたちへ挨拶。一学年で9人も集まらない野球部で、うちを含め同学年は僅か3人。他の2名のお母さまにお会いできました。お話するのはもっぱら子どもたちの進学です。これからどうするのかと。 この3人のうち一人は海外進学なのだそう。すごいですよねえ。お金もそうですが、子供の心意気も。 SATも受験済み。現在early birdにて出願中。来年の9月入学だそうです。なんでも高校卒業時にはまだ進学先がきまっていないかもしれない状態もありうるとか。強いですよねえ。 高校生のマインド、30年前の高校生のものとは大きく変わりつつあるようです。…
チームファシリテートとは 仕事をする上で、自分のチームを持っているひとも多くいると思います。 昔ながらのピラミッド組織構造で上司からの指示で仕事が回るという時代から、メンバーの一人ひとりが自分の力をうまく発揮して全員で「共創」するというスタイルが現代風と言えます。 一人ひとりを輝かせて、チームを活性化するにはどうすればいいでしょうか? 特に部門を牽引するリーダーの方で、普段のチームビルディングに悩んでいるような方には役に立つ内容だと思います。 ■リーダーがなすべき2つのこと ■フラットなチームをつくる ■指示するよりも聴くこと ■まとめ(感想) スポンサーリンク (adsbygoogle = …
しばらく原稿書きが忙しくて、ブログを書けずにいました。 後回しにしている仕事もあります…。 片付けながらゆっくり更新します。 この本、書評などで見かけて読みたいなあと思いつつ、 図書館ではものすごい予約数で、あきらめかけていたところ ローカルな図書館で見つけて借りられたので、 夏休みの間ずっと読んでいました。 作者の西さんがカナダで暮らしていた時がんが見つかり、 闘病した様子が主に書かれている本なのですが、 外国で暮らすことに関しても深い考察があり、 はっとする記述がたくさんありました。 それで、何度も手に取って読むことに。 がんが見つかった時のショック。 治療が進むにつれての身体の不調。 病…
22時寝、7時起き。 熱を測ったら、娘の熱が下がってて一安心。 熱が出て24時間は保育園行けないので、今日はお休み。 今日から、秋ということで、1日1タスクを基本にしようと思って、何しようかな?って考えてたら、X企画で来た、ひでぼうさんの不動産の本が気になったので、読んでブログ書いてスタエフ撮りました♪ ブログリンク↓ 【書評】あなたもできる不動産投資!: 30代後半の普通の会社員が月30万円の不動産所得を実現した方法 実践!資産運用(鈴木秀裕貴) - 鳥本明の書評ブログ ブログ書いてから、スタエフ撮るのすごい楽で、1回目でしたが、これは上手くいくって思いました♪ 少し休んで、続いて、明日香琴…
アカデミック・キャピタリズムを超えて アメリカの大学と科学研究の現在 (2010) アカデミック・キャピタリズムを超えて アメリカの大学と科学研究の現在作者:上山 隆大NTT出版Amazon 第12回 読売・吉野作造賞 受賞 略歴 https://www8.cao.go.jp/cstp/image/yushikisya/ueyama.pdf 書評 2010 書評 植田和男 book.asahi.com 2011 www.yomiuri.co.jp 2011 書評 潮木守一 https://souken.shingakunet.com/publication/.assets/2011_RCM16…
2023年9月24日(日) たっぷりと寝て目覚め、ラジオを聴きながら溜まった洗濯物を干した。ベランダで柔らかな日差しと涼やかな風を浴びながら、そうか、これで良いのだ、と思った。夢も希望も、自尊心も要らない。ただ健康に、日々の生活の一つ一つを愛おしく思う気持ちだけ持ち合わせていれば、生きていくことなんて、さほど難しいことではないのかもしれない。けれどきっと、そうやって日々を愛おしく思うことが何より一番、難しいのだけれど。 雑貨屋でコーヒーミル、洋菓子店で木苺のジャム、本屋で三冊の本を購入した。そうして穏やかに流れる時間の中で、連れ合いと色々な話をした。それだけで、亡くしていた心を取り戻したような…
柄谷行人『力と交換様式』を読む (文春新書)作者:柄谷 行人ほか文藝春秋Amazon通勤電車で読む新書本ということでしばらく持ち歩いてちょこちょこ読んで、あと下宿で読み終わった。柄谷行人『力と交換様式』という新著をめぐるインタビューとか講演とか、あと書評とかを新書にまとめたもの。でまぁ『力と交換様式』という本としっかり読み合わせようという気まではさしあたりなくて、まぁ気楽に読むわけである。前にやはり新書本で『世界共和国へ』かな?読んだときにへえと思った覚えはあるけどそのときは交換様式とか言ってたっけ、でもたぶん見覚えのあるような議論だなあと思ったので基本線はそのころ言ってたことの延長なのだろう…
『鞄に本だけつめこんで』群ようこ 著者とはほぼ同じ世代。感覚が共有できた。個人的な体験を軽妙に赤裸々に書き、自分の視点で本を考察している。本の紹介エッセイとして、アプローチが新鮮だった。著者がこの本を書いていた頃、私は閉塞感を感じてもがいていたワンオペ育児中の専業主婦だった。こんなふうに自分に引きつけて本を読んでもいいのか、と目から鱗だった。その時読んだ本はその時の自分なのだ。 ・・・・・・・・・・ 『友だちにいつも言われてんだぜ。お前んとこのねえちゃん面白えなって。~(中略)~。おねえちゃんみたいに一見、本たくさん読んでいるように見えてそれがなんの役にも経ってない人のこと、目から鼻の穴に抜け…
迷彩色の男 posted with ヨメレバ 安堂 ホセ 河出書房新社 2023年09月27日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す さて、出る本、安堂ホセ「迷彩色の男」(9/27)出ます。文藝賞を受賞し芥川賞候補にもなった「ジャクソンひとり」の作家の2冊目。「ジャクソンひとり」なかなかよかったので注目してます。この表紙いいなぁ。アマゾンの紹介文を!
以下は DARPA が 1970 年代に記録したドキュメント Three Reviews of J. Weizenbaum's COMPUTER POWER AND HUMAN REASON に収録されている3番目の書評です。 このドキュメントは An Unreasonable Book (13-Jun-2000) でも公開されています。 以下のレビューは、Creative Computer誌およびSIGART News Letter誌に掲載された。 理不尽な本 Joseph Weizenbaum, Computer Power and Human Reason, W.H. Freeman C…
・今週もありがとうございます! " data-en-clipboard="true">文章を紡ぎ人であり続けたい管理人のポポリッチです。 本日は月曜日。 月曜日の当ブログ。 新刊を中心としたブログ書評記事は1日おやすみ。 私からの告知&余談話。 私の応援スポンサーさん紹介&活動記録。 こちらの二本立ての記事内容になります。 早速、最初に余談話です。 ブログ記事タイトルの回収していきます。 " data-en-clipboard="true">ひろゆきさんの生放送。 ご覧になったことはありますか? ひろゆきさんと言うのは西村博之さん。 元2ちゃんねる管理人として有名な方です。 YouTubeチャ…
いわゆる「ポストモダン文学」に興味がある人なら、ウィリアム・T・ヴォルマン(William T. Vollmann)という名前は聞いたことがあるだろう。90年代以降のアメリカを代表する作家の一人で、ピンチョンのように長大で難解な作品を書く人物……というイメージを持っている方が多いはず。実際に経歴を調べてみると、ヴォルマン本人がピンチョンの小説に登場するような、とんでもないキワモノであることがわかる。 1959年に生まれたヴォルマンは、大学で比較文学を学んだあとコンピュータープログラマーとして働きながら、87年にYou Bright and Risen Angelsを完成させデビュー。704頁も…