関東平野西部の荒川と多摩川に挟まれた地域に広がる台地のこと。
範囲は東京都の特別区の西半分と北多摩地域および西多摩地域の一部、そして埼玉県南部の所沢市や狭山市などの地域を含み、川越市は武蔵野台地の北西端に位置する。武蔵野台地の地形は古くから研究が進められ、日本の第四紀編年の基準とされてきた。
東京を歩いていると、浅草や月島、深川などが「下町」と呼ばれていることに気づきますよね。でも、ふと疑問に思いませんか?「下町(したまち)」って、そもそもなんで“下”なの?そして“上町(うえまち)”ってあるの?」 今回は、そんな素朴だけど奥深い疑問にお答えします。「下町」という言葉の成り立ちから、「上町」との関係、そして現代の私たちにとっての意味まで、わかりやすくお伝えします。 「下町」はどこにある? まず、「下町」と聞いて思い浮かべるのは、昔ながらの商店街や木造の家、路地裏の風情、そして人情味あふれる町並みではないでしょうか?東京では、浅草、柴又、月島、深川、上野、向島などが有名な下町エリアとし…
東京都渋谷区にある「笹塚(ささづか)」は、 同区の北西部に位置し、地名や町名の他、駅名にもなっている。 東部は同じ渋谷区の幡ヶ谷に接する。 北部は中野区南台に、西部は杉並区方南に、南部は世田谷区の大原と北沢に接する。 笹塚は幡ヶ谷地域に属し、現在の幡ヶ谷・笹塚・本町がその地域に該当し、 これはかつての幡ヶ谷村の全域に相当する。 笹塚の地形は、武蔵野台地上に位置し平坦であるが、 神田川幡ヶ谷支流が流れる川沿いは浅い谷になっている。 この川は1964年(昭和39年)の東京オリンピック開催に際して暗渠(あんきょ)化され、 現在は地中を流れる。 笹の茂った塚があった場所 笹塚の地名は、江戸時代にこの地…
中2の週末はどちらかの日を選択して家庭課題学習日。(定期考査3週間前では無い中学の塾生が実施) 1つ目は社会で地理動画授業。TOP→PASSは地理の講義を自作動画で実施。関東地方①-1『関東地方の自然と地形』→ 紹介写真26枚・13分54秒。 今回は地形の説明のみ。懲りすぎて第1章が2つに。江戸の街が造られた様子、関東ローム層、武蔵野台地、下総台地、利根川、霞ヶ浦、九十九里浜など。 生徒は気になった写真をピックアップして感想を書いて提出。 2つ目は英語のテキストを利用した演習。今回は『名詞』の復習。講義授業での英語は先行してどんどん…
東京の国分寺市にある「お鷹の道」という小川は、雑木林の中にあり 地域の人が散歩していたり、気軽に涼を楽しめたり、ほっとする場所です。 最寄りの駅から1キロほど、離れてはいますが、いわゆる「国分寺崖線」がよくわかる面白いところなのです。 国分寺崖線は、立川から世田谷まで連なる崖で、崖線の斜面から湧き水が出るところも。 お鷹の道では、その湧き水を見られるのです。 気温30度を超えていましたが、お鷹の道沿いは涼しく、水の中に入る子供たちの姿が。 お鷹の道の「湧き水」のところ。 石垣から水がちょろちょろと出てくるのを見ることができました。 湧き水のところは、崖の斜面にあることがわかります。 一帯雑木林…
この頃、東京外環自動車道のトンネル工事に関連して地上での陥没事故がニュースになっているので、それに関連した話を書いておく。 筆者がニュースを見たとき、「宙水」を思い出し、それを目にした「東京の自然史」(貝塚爽平,1979)を少し見返したのでそれに関連する話になります。 地下水(帯水層)は、基本的に不透水層(一般に粘土層)の上にたまった水が地下水として存在するものですが、その中で直下の不透水層が盛り上がっていたりすると宙水や地下水堆という形で存在し、場所によっては地下水瀑布線(かっこいい!)ができたりします。 宙水の概念図(?)濃いグレーの不透水層に支えられた孤立した地下水。 地下水堆。盛り上が…
2023年6月4日更新: この数年、夏になると日本各地で街が水没するという景色が当たり前のようになってきました。 令和5年2023年も6月に入って早々、東海道新幹線が運転見合わせになるなど、台風2号のもたらした広範囲の水害が現実のものとなりました。 線状降水帯やバックウォーターといった、これまで聞きなれない言葉が当たり前に意識される今、東京に住まうことに憧れ、暮らす家族にとって、2019年の台風19号による二子玉川や武蔵小杉の高級タワーマンションの浸水被害は衝撃的な出来事だったのではないでしょうか。 二子玉川と武蔵小杉の浸水被害 二子玉川は東急田園都市線および大井町線の、武蔵小杉は神奈川県なが…
どれほどの人が見てるかは判らないのと、もしかしたら東京以外の人が多いのではないか、と考えて説明が長くなりますが、東京の多摩のほうに国分寺市というところがあります。東京から中央線に乗って40分くらいかなあ。かなり緑の濃いところです。 そこにあるのが日立の中央研究所です。茨城の日立市にあるのは発電や材料系ですが国分寺にあるのは半導体や通信の研究施設で、その技術をこっそり盗みに来た というわけではなく、敷地の開放日だったので見学しました。 雑木林というか木が生い茂ってるので崖の上から下を撮ってもなにがなんだかわかんない・ほんとどってことないのですが、古多摩川という氷河期の頃の河川が作った国分寺崖線と…
水に惹かれる。 水に慕い寄ってゆく。 (どうも、おれには) そういう性質(サガ)があるようだ──と、西国分寺駅改札を潜りながら考えた。 (Wikipediaより、西国分寺駅) ここから歩いて五分ちょい、お鷹の道・真姿の池湧水群を眺めに行くのが目的だ。 「我々は昔から人数に拘はらず、必ず一団の邑落には一筋の水の流れを必要としてゐた。何時の世にも天性の欲求から、水の畔にばかり都邑をなさうといて居ったのである。その上に、別に泉といふものは神を祭るためにも、酒を醸すためにも絶対に必要であった」。──柳田国男の説である。 彼の著作を紐解くと、己はつくづく日本人だと自覚する。 その「天性の欲求」が、私の中…