👆行きつけの喫茶店でトーストを食べながら 『22を超えてゆけ』(辻麻里子著)を読む 日本語教師養成学校の卒業まで一か月を切り、 周囲の生徒たちの就活が慌ただしさを増しつつある。 学校側も、日本語学校の採用担当者を招き、 毎週のように就職説明会を開いている。 教師養成学校が生徒の就職斡旋に熱心なのは、 自分たちの生徒が一人採用されるごとに、 コミッションが入る仕組みになっているからだが、 日本語学校が欲しがっているのは20代の教師で、 若い教師が確保できなかった場合、30代、40代、と、 徐々に採用年齢をあげてゆく、という方針のようだ。 「説明会に参加しても、私とは目も合わさへん」 と、60代の…