養殖魚の飼料、石鹸、そして未来の飛行機を飛ばすかもしれないジェット燃料。これらの原料が、実はスーパーの魚のアラや、使い古された天ぷら油から生まれているとしたら、驚かれるでしょうか。兵庫県尼崎市に拠点を置く日興油脂株式会社は、まさにそんな魔法のような技術を70年以上にわたって磨き続けてきた、「資源循環のプロフェッショナル」です。「一滴の油脂も無駄にしない」を信条に、捨てられるはずだったものに新たな命を吹き込み、価値ある資源へと生まれ変わらせています。今回は、同社の第57期決算で示された高い収益性と、持続可能な社会の実現に貢献する、そのユニークなビジネスモデルの神髄に迫ります。 20250331_…