神々が国土を形成しながら、統治をしていた神話時代。
『古事記』『日本書紀』では、天地開闢より神武天皇の即位前にあたる。
天地開闢(かいびゃく)・・・天地の始まり。
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別天神(ことあまつかみ)の出現
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神世七代(かみよななよ)
(7代目)
○伊邪那岐神*1・・・天つ神の命を受けて、伊邪那美とともに国土や神々をうむ。
●伊邪那美神*2・・・伊邪那岐の配偶神。火の神*3を生んだために伊邪那岐と死別。以来、黄泉の国*4に住むようになる。
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天照大御神(あまてらすおおみかみ)・・・日の神。皇室の祖先。伊勢神宮(内宮)に祀られている。
須佐之男命(すさのおのみこと)*5・・・天照大御神の弟。凶暴な性格で高天原から追放され、出雲へ。⇒八俣大蛇退治。
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★天之忍耳命(あまのおしほみみのみこと)*6・・・天照大御神と須佐之男命による誓約の時に生まれる。
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★邇邇芸命(ににぎのみこと)*7・・・天照大御神の命を受けて、高天原から日向国の高千穂*8に降りる。(天孫降臨・・てんそんこうりん)
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★彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)*9・・・海宮へ赴き、海神の娘(豊玉姫)と結婚。「高千穂宮」を居所とする。*10
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★鵜葺草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)*11・・・ここまでが「古事記上巻」。
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★神倭伊波禮毘古(かむやまといわれびこ)>*12
*1:伊弉諾尊
*2:伊弉冉尊
*3:迦具土神・・かぐつちのかみ。
*4:死者が住む国。冥土。「根の国」とも。*葦原(あしはら)の中つ国・・・天上の「高天原」と、地下の「黄泉の国」の中間。つまり地上の世界。
*5:素戔嗚尊
*6:正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊
*7:天饒石國饒石天津彦彦火瓊瓊杵尊
*8:高千穂峰(たかちほのみね)・・宮崎県南部と鹿児島県との県境にそびえる火山。
*9:彦火火出見尊
*10:場所については、「西臼杵郡高千穂町」や「西諸県(もろかた)郡の東霧島山」など諸説あり。
*11:彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊
*12:神日本磐余彦尊
*13:長髓彦
*14:うねびかしはらのみや・・現在の奈良県橿原市畝傍町。*橿原神宮は宮跡の推定地とされている。